日本の文化に魅せられ来日したラフカディオ・ハーンが最初に赴任したのが松江でした。小泉八雲として日本を愛し、数々の著書を残した八雲でしたが、食に関しては幼いころより親しんだ洋食を好み、和食は苦手だったようです。しかしながら、八雲の曾孫にあたる小泉凡氏によると、「うなぎと奈良漬はよく食べていたようです」というように、うなぎの蒲焼きは八雲が愛した数少ない和食のひとつでした。
山陰でうなぎといえば大正三(1914)年創業、今年100周年を迎えた老舗のうなぎ専門店「山美世」。ビタミンやミネラルを多く含んだ大根島の地下水(溶岩水)で割く前の数日間、放たれたうなぎは絶品です。
特上うな重に肝吸い、大根の酢の物、小鉢(日替わり)が付きます。たれはお好みに合わせてお使いください。
うな重特上は大きめのうなぎがまるまる一尾使用されるため、重の頭がモノスゴイボリュームです。このためご飯は、大盛(別途税込108円)にした方がバランスがよいかもしれません。
その日に出されるうなぎの産地は、店の入口で確認できます。
◇店舗概要
うなぎ処 山美世
島根県松江市八束町寺津104-3
TEL 0852-76-3198
営業時間 11:00~15:00(※15:00~18:00は持ち帰りのみ営業)
定休日 1月1日~3日
席数 40席
駐車場 15台
◇いただいたメニュー
うな重特上 4,266円(税込) ※ご飯大盛は108円(税込)増しです。