日本で一番縁起の良い名前の神社を自称する、鳥取県日野郡日野町の「金持神社」。
「金持」と書いて「かもち」と読みます。
![金持神社 2014.07.15](https://stat.ameba.jp/user_images/20140723/00/sanin-department-store/84/a0/j/o0427064013011380559.jpg?caw=800)
御祭神は天之常立尊(あめのとこたちのみこと)、八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと)、淤美豆奴命(おみずぬのみこと)の三柱。天之常立尊を御祭神とする神社は全国でも数が少なく、特に開運、国土経営、国造りにご利益があるとされます。
![金持神社 2014.07.15](https://stat.ameba.jp/user_images/20140723/00/sanin-department-store/94/37/j/o0427064013011380985.jpg?caw=800)
![金持神社 2014.07.15](https://stat.ameba.jp/user_images/20140723/00/sanin-department-store/26/02/j/o0576038413011381108.jpg?caw=800)
当社の由来は古く、平安時代はじめごろの810(大同五)年、出雲の神官の次男が、伊勢神宮参拝のためこの地を通りかかったところ、お守りとして身につけていた神前の根付の玉石が急に重くなりました。そして、この地に宮造りするよう神夢があったので、宮造りしたと伝えられています。
天常立尊・八束水小海津奴命・淤美豆奴命を祭神とし、近世までは「三体妙見宮」といわれていた。
社伝によると、出雲国菌妙見宮から勧請されたという。勧請された年代は不明である。維新後に、元社名に改称された。「金持」という景気の良い地名は、タタラか鍛冶に係わるカヌチ(鍛治)・カナジ(金持)の語から出た地名だろうといわれる。また、「太平記」に登場する金持氏の本拠地であったと思われる。
この「金持」という縁起の良い名前から、昭和後期から注目され始めた。「当社に祈願してから宝くじを加l地たら大当たりした」とか、その真偽は別として、噂が噂を呼んで今様流行神となりつつある。
以上、境内の由緒書きより全文転載
おお!!突如として社殿が、黄金色に輝きはじめた!!
・・・ような気がします。
金持神社境内には、鳥取県銘木一〇〇選中、サワラ、チャンチンの二本の銘木があります。
石段上のサワラは神社の遷宮の際に屋根のコワ材として利用するために植えられたものと考えられています。
![金持神社 2014.07.15](https://stat.ameba.jp/user_images/20140723/00/sanin-department-store/79/6b/j/o0427064013011399975.jpg?caw=800)
石段下のチャンチンはセンダン科の薬木で、果実は目薬に用い、先人が鉄生産の予防薬として、中国より取り寄せたものと考えられています。県内では、このチャンチンの木、一本しか確認されていません。
その中でも話題になっているのが、佐賀県唐津市の高島。同島は人口300人ほどの過疎の島です。その島にある「宝当神社」は、宝くじの高額当選祈願で有名になり、年間15万人もの人が訪れます。
以前、福島県いわき市にあった百貨店の大黒屋の宝くじ売り場が高額当選の定番で、全国から観光バスを仕立てて宝くじファンが押し寄せる名所でした。しかし同店は創業100周年を迎える2000年に破産し、宝くじ売り場は閉鎖されてしまいました。
日本全国パワースポットブームですが、あまりに多くの人が押し寄せるとパワーが枯渇し、プラスのパワーがマイナス化してしまうという皮肉な結果にもなるので、何事もほどほどがよいのでしょう。でも、神頼み以前に、宝くじは買わないと当たらないのだよね。
◆問い合わせ先
金持神社札所(売店)
所在地:鳥取県日野郡日野町金持1490
開所時間:午前10時~午後4時
TEL:0859-72-0481
駐車場:札所横に有
日野町観光協会(日野町役場 企画政策課内)
所在地:鳥取県日野郡日野町根雨101
TEL:0859-72-0332