四国八十八箇所は、真言宗の開祖、弘法大師空海ゆかりの八十八寺院の総称で、四国霊場の最も代表的な札所です。
瀬戸内海に浮かぶ島々の中に設けられた霊場(札所)を廻る、島四国と呼ばれる民間信仰も伝わっています。
その中で最も有名なのが、小豆島霊場八十八箇所です。
伝承によれば、讃岐国出身の弘法大師空海が、京の都とを往復する際に、しばしば小豆島に立ち寄り、島内各所で修業や祈念を行ったとされています。1686(貞享三)年に島の僧侶たちにより、その伝承地を整備したのが、現在の「小豆島霊場八十八ヶ所」だということです。
その中で78番目の札所が「雲故庵」
読み方はそのまんま、「うんこあん」。
う―――――む、その由来を聞くべきでしょうね・・・
背後にそびえる山がオケツに見えてしまうのもご愛嬌!?
ん!!
おわかりいただけただろうか?向かって左側のオケツ、ではなく山の中腹に見える建物が・・・
急な山の斜面にへばりつくように見えるお寺のような建物群。盛大に廃屋化しているように見えます。
地図には「済徳寺」と記されていますが、そこへと続く道らしきものは見当たりません。しかし、地図に載らないほどのけもの道的な古い参道跡が残っているかもしれません。
◆データー
名称:雲故庵(小豆島霊場七十八番)
所在地:香川県小豆郡土庄町小海甲528
TEL:0879-62-2367