２００８年１月から３月まで、ＣＸ系で放送された「鹿男 あをによし」
万城目学の原作をテレビドラマ化したものです。
そのゆる～いロケ地探訪、「藤原くんのわかりやすくてためになる奈良歴史さんぽ」編です。
奈良市内から県東南部の天理市にある黒塚古墳へと飛びます。
黒塚古墳は、大和古墳群に属する全長１３０ｍの前方後円墳です。
築造は３世紀末から４世紀前期とされています。
室町時代後期には砦が築かれたことに始まり、１５７５（天正三）年には松永秀久によって柳本城が築城されています。のちに秀久が謀反を起こしたことにより織田信長に攻められ城は落城。
信長により１５８０（天正八）年に城は破却されますが、１６１６（元和二年）織田氏により古墳を含めた南側一帯に柳本陣屋が築造され、以後２５５年に渡り織田氏によって統治されています。
１９９７（平成九）年から翌年にかけて実施された第３次発掘調査で、３３枚の三角縁神獣鏡と１枚の画文体神獣鏡が、副葬当時に近い状況で発見されています。
古墳に隣接する天理市立黒塚古墳展示館には、３３枚の三角縁神獣鏡と１枚の画文帯神獣鏡のレプリカ他、黒塚古墳のミニチュア等が展示されています。
ドラマでは最初の方の名所旧跡めぐりで埋もれるようにさらりと紹介され、最終話近くで鍵となった場所です。
「三角・・・、ハッ！！」
「木を隠すなら森。死体を隠すなら戦場。三角縁神獣鏡を隠すなら・・・」
「さわるな！！それは私の物だ！！さわるな！！」
くわしくは、ＤＶＤでご確認ください。
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◆施設概要
名称 天理市立黒塚古墳展示館
所在地 奈良県天理市柳本町1118-2
ＴＥＬ 0743-67-3210
開館時間 09:00～17:00
休館 月曜・祝祭日・年末年始
アクセス ＪＲ柳本駅から徒歩5分