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１９２３（大正一二）年２月２０日、旧丸の内ビルジングが地上８階・地下１階で竣工しました。オフィスビルの低層部を一般客に開放しショッピングモールとして展開しました。竣工直後の９月１日に発生した関東大震災で被災。同年１１月から２年８カ月をかけて復旧補強工事が実施されました。のちに地上９階・地下２階に増築されています。
１９９５（平成七）年に三菱地所は、隣接する三菱商事とあわせて建替えを発表。１９９７（平成九）年４月５日に閉館し、１９９９（平成一一）年１１月に解体。
跡地に丸の内ビルディングが建設され、２００２年９月６日に竣工しました。
◆丸の内ビルディング 概要
所在地：千代田区丸の内2-4-1
設計：三菱地所設計
施工：大林組、鹿島、清水建設、大成建設、竹中工務店、ピーエス三菱ＪＶ
ディベロッパー：三菱地所
構造：ＲＣ造（一部SRC造）
階数：地上37階・地下4階
旧丸の内ビルジングの設計は、三菱合資会社地所部の桜井小太郎。桜井はジョサイア・コンドルの建築事務所で建築実務の指導を受け、日本人初の英国公認建築士となっています。
桜井は旧三菱銀行本店（二代目）などを手掛けています。旧本店は豪奢な８本の巨大なイオニア式列柱が目を惹く、重厚な古典主義建築でした。現在の本店ビル前庭に柱頭部分が切り取られてモニュメントとして保存展示されています。
世界規模のメガバンクだけあって警備は厳重のようです。周囲は常時監視されており、むやみに近づくと咎められることもあるという話も聞きますので、ご覧になる際はお気をつけください。
本日はご来店くださいましてまことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ち申し上げております。