南米チリ共和国の首都サンディエゴから西へ約3,700kmに浮かぶ絶海の孤島、正式名称はパスクア島。パスクアは復活祭、つまり「イースター」を意味します。我々、日本人にとっては、「イースター島」と呼んだ方が馴染み深いですね。
日本(成田)からの所要時間は、飛行機を乗り継いで30時間ぐらい。ほぼ地球の裏側、遠い!!でも、死ぬまでに一度訪れたい場所がイースター島。
イースター島は人口は4,000人に満たない、周囲約60kmほどの小さな島です。
面積は狭いですが、その名は広く知られています。
それは、この人面を模した石造彫刻「モアイ」が立っているからです。
また、超古代文明によって建造されたという説もあります。
さらに、ムー帝国や銀河警察の仕業という説もあります(出典:「宇宙刑事シャイダー」)。
トラウマ必死!!アニメ2期『ゲゲゲの鬼太郎』第35話「イースター島奇談」の舞台にもなっています。
イースター島に人が入植したのが4~5世紀ごろとされており、10世紀頃までにはモアイの製作ははじまっていたとされています。
部族間対立や西洋人の持ち出しなどにより、19世紀にはすべてのモアイ像が倒壊してしまいました。
これら倒壊したモアイ像の一部は、20世紀以降、考古学者や地元の人たちによって起こされました。
1992(平成四)年からは、香川県高松市に本社を置くクレーンメーカーの株式会社タダノが、自社のクレーンをイースター島に持ち込んで、15体のモアイ像を復元・修復など実施しました。その後、現地にクレーンを寄贈しています。
冒頭の写真のモアイ像は、イースター島で撮ったものではなく、高松港の沖、約4kmの所に浮かぶ女木(めぎ)島にたっているものです。
上述しましたように、地元メーカーのタダノが、イースター島での修復プロジェクトのデモンストレーションに使用するために製作されたものです。
女木島は別名「鬼ヶ島」とも呼ばれ、桃太郎に退治された鬼たちが住んでいたとされる島です。根城であった大洞窟が今も残り、観光施設となっています。