植田正治写真美術館をあとにして、県道52号・岸本江府線を江府方面へ快走!!
ペンション村を通りすぎて1㎞弱、水が張られたばかりの田んぼがいかにも日本の農村といった風情を醸し出す岩立地区に差し掛かります。県道45号・伯耆街道を越えてすぐ!!、
こっ、これは!!
右手に高い木が鬱蒼と茂る岩立神社を発見!!迷うことなく立ち寄ります。
正面鳥居には、「安政二 乙卯(きのとう) 六月吉祥日」の文字が刻まれており、他に十名の願主から寄進されたことが刻まれていました。安政年間は西暦でいうと1854年から1859年、安政の大獄や桜田門外の變など江戸幕府が崩壊へと引き金となる歴史的な出来事が起こりました。
その横の看板には次のように記されています。
町指定天然記念物
岩立神社巨樹群
この神社は、周辺に岩立古墳群、中世の城郭荒堀城があり、また裏山には、「岩滝さん」と呼ばれる古くから信仰された巨石もあり、歴史的環境に恵まれた地にあります。
境内に林立する巨樹は、神社の社叢(しゃそう)として古くから親しまれてきました。巨樹の樹齢は、約二百年と推定されています。
もみ 胸高回り 四米、他一本
杉 胸高回り 四.五五米、他四本
いちょう 胸高回り 三.七米
指定 平成元年九月三十日
伯耆町教育委員会
以上、説明板より転載
見上げると・・・!!
高―――――い木だね。
鳥居を潜ってすぐ、石段の脇に賽ノ神(道祖神)さんが御鎮座
向かって右に「慶應元年 丑 六月吉日」、向かって左に「願主 岩立村中」と刻まれています。
神門を潜って境内に・・・
よく晴れて暑い日でしたが、境内は高い樹木の繁った枝で陰になっているせいかヒンヤリとした清々しい空気に包まれています。
言うなれば、毛羽毛現が住んでいそうな神代の空気とでも申しましょうか・・・
祭神は大山祇命(オオヤマミツミ)
鳥居の奥に柵
その中には・・・??
謎のままこの場を去ることにします。
日本の里、畔に腰掛けておにぎり食べたくなるね。
また、来よう。