およそ350本のソメイヨシノが咲き誇る、境港でのお花見スポットのひとつが境台場公園
江戸末期から明治初期にかけ、黒船の来襲に備えて砲台が築かれていました。
1895（明治二八）年には、木造六角式洋灯台「境港灯台」が建設されました。灯台の高さは9.09ｍ、不動白光電灯3,500燭光で、約23ｋｍ沖合まで光が届いたということです。これは美保関灯台よりも3年早い建設で、山陰で最初の歴史的な灯台でした。入港船に境港の入口を知らせ、長く郷土の発展に尽くしてきましたが、1934（昭和九）年に消灯し、1965（昭和四〇）年に解体されました。しかし、1991（平成三）年3月に新しい境港の歴史と繁栄の象徴として旧地に復元されました。同じ1895（明治二八）年に開設されて現存する山形県酒田市の灯台をモデルとしました。（※「境港灯台」境港市設置案内板より抜粋）
昨日の昼、開花状況を確認してきました。風の当たりにくい幹に近いところや、日当たりのいい枝の先っちょの花は開いていましたね。
でも、ようやく咲いたという感だったので、見頃は3月末から4月の上旬でしょう。
「境台場公園 桜まつり」は3月30日（土）～4月14日（日）まで開催される予定なので、今年は開花のタイミングとバッチリ合って、華やかなイベントになりそうです。
桜まつり開催期間中の昼間は台場公園灯台の中で、地元の方の作品展が催され、中に入ることができます。灯台の2階の窓から見る様子は、まるで桜の海のようで必見です！！
台場公園灯台（展望台）への入場は、毎月土・日祝日及び桜まつり期間中の午前10時から午後3時までです。ただし、6月・9月～2月は休館です。
また期間中の18時～22時は、およそ100基のボンボリに明かり灯され、台場公園灯台も見事にライトアップされます。例年、休前日だけでなく平日の夜も夜桜見物の人たちでにぎわいます。
オープニングの3月30日（土）の19時から特設ステージで、境港大漁太鼓荒神会のみなさんによる境港大漁太鼓の演奏があります。当初は4月7日（日）の予定でしたが、桜の開花に合わせて、急遽、前倒しになりました。
公園内での火気の使用は禁止されておりませんが、来年以降も使用できるよう、利用方法や後始末など節度を弁えて楽しみましょう。
開花前の状況だけだと少し花がないので、昨年（2012年4月14日）の様子をダイジェスト
満開の桜に包まれる台場公園灯台
高さ8ｍの台場公園灯台2階展望室から見る桜の海と境港市街
桜の海を航行する鬼太郎フェリー（隠岐汽船・フェリーしらしま）
目の前は満開の桜、頭上は満点の星空
桜のトンネルの先に輝く金星
去年はなかなか咲かず、やきもきしていたように記憶しています。が、咲きはじめたら早かった！！
一気に咲いて、気づくと葉桜になるのも早かった！！
ついでに一昨年（2011年4月10日）の様子も・・・
桜のトンネルの先に見える月
・・・全然、意図したわけではないのですが、似たようなアングルばかりです。進歩ないな～
ライトアップされ、白く輝く灯台
・・・輝きすぎでしょう
といいますか、撮るのが下手くそなだけです
関東でお花見を済ませた方も、来週もう一度、お花見を楽しめます。
Bienvenu a Sakaiminato! （←なぜかフランス語、意図はない！！）