手前どもが本店を構えているのが、江戸時代初期から商業都市として発展してきた「山陰の商都」とも呼ばれる米子市です。

 

 

 

 

人口14万8千人あまり(2010年国勢調査)、近隣8市町村およそ24万人の都市圏(都市雇用圏)を形成しています。

 

 

山陰で初めて鉄道が開通(境港―御厨[みくりや]間)したことから山陰鉄道の発祥地であり、JR西日本米子支社(旧国鉄米子管理局)が置かれるJR米子駅は、東西を結ぶ山陰本線、南へとつながる伯備線、北へと延びる境線(妖怪線)が結集し、また国道9・180・181・431号や米子自動車道や山陰自動車道の高速自動車道などにより岡山、鳥取、松江、出雲などとも結ばれている交通の要所です。

 

 

実際、空港も街から近いので、ドアツードアで東京や大阪に行ける感覚です。

 

まぁ、車がないと不便極まりないですが、住む場所を選べばそんなに困ることもないでしょう(←まったく困らないわけではないです)。

 

都銀がなかったり(山陰地方にはない)、民放が3局(日テレ・TBS・フジ系列)しかなかったりして最初は戸惑うこともありましたが、そんなことを気にするヒマなどすぐになくなります。

 

 

海、山、川に温泉、遺跡に城跡、巨大工場など、ちょっと足を伸ばせば妖怪のまちや白壁土蔵のまち、お城に神社にあらえっさっさー、グ――――ンと足を伸ばせば砂丘に銀山など、その気になれば神話の情景を探して奥出雲の山奥へもGO!!GO!!

 

いやぁ、楽しくて楽しくて時間が足りませんですよ♪


中心市街地は他の地方都市と同じように空洞化が進み、シャッター通り商店街となっていますが、他所のダメダメ都市とちがうのは、若手世代ががんばっていることかな。米子がすき!!って人が多いね。官民共みんながんばって前向きにいろんなことをやってます♪

 

いつまでも年寄りが出張って、昔の夢をもう一度!!という時代ではありません。

 

大学が鳥取大学医学部の1校しかないので、街中で若い学生の姿を見かけることがないですね。

これを活気がないとするか、静かで住みよいとするかは意見が分かれるところかもしれませんが・・・

 

それに意外にといってはたいへん失礼ですが、オシャレな店が多くて、オシャレな人が多いことでしょうか。
 

前置きが長くなりましたが、その米子市中心市街地の情報などをお届けするのが、この米子本店・第1事業部です。

ちなみに米子本店・第2事業部は、中心市街地以外の情報をお届けいたします。

 

 

米子本店・第1事業部として初のレポートは、ワタクシ店主が独断で選定した、米子市内の三大建造物のひとつ山陰歴史館(旧米子市廰舎)[設計者:佐藤功一・増戸憲雄]で開催中の特別展「大山寺名宝展」です。

 

 

 

山陰百貨店―山陰ぐらし☆右往左往―-山陰歴史館・大山寺名宝展 2013.01.21

 

山岳信仰の霊場として栄えた天台宗の古刹大山寺(大山町)は、奈良時代の718(養老二)年金蓮上人が草庵を結び地蔵菩薩を祀ったことが起源とされていて、5年後の2018年には開創千三百年を迎えます。

 

 

 

そこで大山寺に関する仏像や建立の史料、絵図など44点の名宝と写真パネル16点が、大山寺(大山寺霊宝閣所蔵品)や県立大山自然歴史館(大山町)などの協力により一堂に会し、開催されている企画展です。

 

山陰百貨店―山陰ぐらし☆右往左往―-山陰歴史館・大山寺名宝展 2013.01.21


光背を含む高さ二メートルの阿弥陀如来坐像(ざぞう)や不動明王坐像、地蔵菩薩立像(りゅうぞう)といった江戸時代の仏像のほか、戦国時代の武将・吉川広家が豊臣秀吉の朝鮮出兵に同行した際に持ち帰り、大山寺に寄進したとされる「紫水晶」などが展示されています。


大山寺建立の由来などを表現した絵巻物のパネルや、1870(明治三)年に描かれた本堂や四〇余りの支院の寺域を示す絵図、大正から昭和初期の大山寺周辺の様子を捉えた絵はがきなどもあり、その変遷を見て感じることができます。

 

 

また、古くからの信仰の道である大山道が山陽方面から整備されたため、信仰だけでなく、牛馬市が開かれるなど商業交通の面でも発展してきたことも知ることができます。

 

 

元・福寿院本尊の阿弥陀如来像は、カドニウム光線を悪用して盗まれはしないかと、ハラハラするほど間近でみることができます。

そのキモチを表すとこんなカンヂになります(笑)

 

山陰百貨店―山陰ぐらし☆右往左往―-山陰歴史館・大山寺名宝展 2013.01.21
 

展示品については撮影不可ですが、図録(一部100円)に目玉となる出品資料が掲載されていますので、そちらをお求めください。

 

 

DARAZ-FM「GENSHINのBOSE CAFE」情報によると、お願いをすれば美人学芸員さんがガイドをしてくださるかもしれないそうです。

 

お願いすべし!!

 

◇データー

平成24年度 米子市立山陰歴史館企画展

大山寺名宝展

開催期間 2013(平成二五)年1月12日(金)~2月24日(日)[火曜休館]

開館時間 午前9時30分~午後6時(最終入館は午後5時30分)

観覧料金 無料

会場 米子市立山陰歴史館第1展示室 [米子市中町20番地]

TEL 0859-22-7161

HP http://www.yonagobunka.net/rekishi/plan.html

※お車でお越しの場合、米子市役所駐車場をご利用ください。

受付にて駐車券を提示すれば、2時間まで無料となります。