こんにちは。Sanidine(サニディン)です。
最近は映画（アニメ中心）やドラマを何本か観ました。
せっかくなので感想を書いていこうと思います。
「天使のたまご」
何回も観ている映画で、新たに観た映画ではないのですが、書いておこうと思います。
押井守監督の映画で、画家の天野喜孝さんがキャラクターや背景のデザインなどを手掛けています。
僕はこの映画がすごく好きでお気に入りなのですが、世間一般での評価は微妙なようです。
確かに人を選ぶ内容かもしれませんが、観る側に想像を委ねるような映画が好きな自分にはフィットしました。
仄暗い世界観や美麗なキャラクターデザイン、執拗なまでに描かれた髪や水のアニメーションや背景、声を担当されている根津甚八さんと兵藤まこさんの好演など刺さる人には刺さると思います。
「綿の国星」
大島弓子さん原作の漫画のアニメ版。プライムビデオで以前見かけて気になってクリップしていたのを観てみました。
観た後に知ったのですが、大島弓子さんの代表作らしく、主人公のチビ猫は猫耳美少女の元祖だということでした。猫耳好きとしては観ておいて良かったと思います。
大島弓子さんの漫画は「バナナブレッドのプディング」などを読んだことがありましたが、その繊細かつ文学的な世界観がこのアニメでも表現されていました。しかし、とてもロマンチックにコーディングされていたためおそらく公開当時の少女たちにも見やすいアニメだったのではないかと思います。
主人公のチビ猫がとても可愛らしく、他のキャラクターもとても魅力的です。
猫が見た人間の世界が描かれているのですが、小さな子どもが世界を見ている時の空想力に重なるところがあるように思えました。
「からかい上手の高木さん（実写映画版）」
からかい上手の高木さんは漫画原作で、アニメが沢山作られていますが、最近ドラマ版とそれに続く実写映画が公開されました。
僕は原作者の山本崇一朗さんを推しているので、この映画も観に行きました。
映画としてはドラマ版の続きとなり、漫画版とは異なるifルートのような感じで展開されましたが、とてもピュアで綺麗な物語だったと思います。ドラマ版の子役二人がとても可愛かったのでそのイメージが崩れないか心配でしたが、映画の二人もとても良かったと思います。話の筋としても、考えさせられるところが結構ありました。不登校の生徒の、人間との関わりを面倒くさがるところなどは気持ちが分かる気がしましたし、それを乗り越えて大人になっていく様子に感動しました。
高木さんがなぜ西方をからかうのかという原作ではあまり描かれなかった部分を台詞にして掘り下げていたのも良かったと思います。
「ブラックジャック スペシャルドラマ」
スペシャルドラマとして放送された高橋一生主演の実写版ブラックジャック。
ドクターキリコが女性化されたりといった改変が加えられており、賛否が分かれる内容だった印象です。
僕は高橋一生さんがとても好きなので、彼が演じるブラックジャックがとても魅力的に映りました。岸辺露伴然り、どんな役柄も演じてしまうので本当に脱帽です。
内容的には原作のエピソードをアレンジしつつほぼ踏襲しており、目新しさはあまり無かったですが、個人的には面白く観れました。
キリコ女性化も一応意味は与えられていたので良かったと思います。（ちょっと分かりやすいヒールとして描かれているのが原作と乖離している印象があって気になりはしましたが……）
ピノコも可愛かったです。
「ルックバック」
映画館で公開されていたのを観ました。強く印象に残る映画でした。漫画家を目指す少女という題材を通して、人間の心の機微を深く捉えた傑作と思います。ある事件を彷彿とさせるなと思いましたが、後で彼女から聞いた話ですがやはりテーマとして関わりがあったようです。しかしラストシーンでは人間の（創作に携わる人間の）何があっても折れない強さを感じました。
「映画 ゆるキャン」
ゆるキャンは漫画を途中まで買って読み、アニメとドラマは全部観てきたのですが、この映画は最初、途中で観るのをやめてしまいました。ゆるキャンの特徴として良い意味での起伏の無さがあると思うのですが、それが長編映画となると個人的にはちょっと耐えがたく感じました。しかし今回見直してみると中盤以降は物語にも動きがあり、大人になったからこそできることとは、という話のテーマも見えてきて面白かったです。ゆるキャンに関しては最初は漫画の方が雰囲気的に好きだったのですが、最近はアニメも好きになってきました。声優さんの演技がキャラクターの魅力を深めているように感じます。
感想は以上です。駄文をお読み頂きありがとうございました。
備忘録代わりにまた観た作品について書いていければと思います。
あと僕は感想を書いたり伝えたりすることが苦手なので、書くことでそれに慣れていけるといいなと思います。
それでは、また～👋