馬の汗の中には、石鹸に含まれる界面活性剤の一種であるラセリンという成分が含まれているため、馬の汗は石鹸のように泡立ち、パドックやレースなどで白く見えることがあります。
ラセリンには、水と油を混じり合わせる性質があり、汗が毛のすきまを通って全身に広がりやすくなります。
全身から汗をかけることで体から熱を放出できる面積が増え、体温調節が効率的に行われるため、長時間速いスピードで走ることができます。
馬の汗腺は「アポクリン腺」と呼ばれ、運動や興奮時に反応して汗を分泌し気温の上昇に対しては十分に機能しないため、運動をしていない状態では汗をかきづらいという特徴があります。
【ラセリンの働きと馬の体温調節】
1.ラセリンは、水と油を混ぜ合わせる性質を持って馬の体毛には油分があるため、ラセリンが汗と混ざり合うことで、汗が毛の隙間に入り込みやすくなります。
2. 馬は、激しい運動などで体温が上昇すると大量の汗をかいて体を冷却しますが、ラセリンのおかげで、汗が体全体に広がりやすくなり、効率的に体温を下げることができるのです。
3.ラセリンの界面活性作用によって、汗が泡立ちますがこの泡は、汗の表面積を増やし、より多くの熱を放散するのに役立っています。
切手は1969年チェコスロバキア発行の「馬切手」の中の一枚で、疾走する馬が描かれています。
切手は1987年ドイツ発行の「欧州環境年切手」で、メアフェルダー沼沢地帯に生息する野生の馬が描かれています。
切手は2023年ギニアビサウ発行の「馬切手」の中の一枚で、疾走する馬が描かれています。

