地球上の菌類の中でキノコの種数に限定した場合には、担子菌類で約30000種、子のう菌類で約32000種の合計62,000種類を超える種が存在すると言われています。
※Ainsworth & Bisby's Dictionary of the Fungi 第9版※
日本には4,000~5,000種類のキノコがあり、そのうち約100種類が食用とされています。
キノコの中には食用になるもの・毒のあるもの・薬効のあるものなどが存在しており、昔から食用にされたり、薬として使用されているものも多くあります。
キノコの毒成分にはコリンやムスカリンなどがあり、神経系や消化器、血液などに影響を与える作用があります。毒性の強さは、致死的なもの、致死的ではないが苦痛を伴うものなど種によって異なります。
毒キノコには、ツキヨタケ、クサウラベニタケ、テングタケ、ニセクロハツ、カキシメジ、ドクツルタケ、スギヒラタケなどがあります。
毒キノコを食べてしまったら、食べた種類、量にもよりますが、食後10から30分で胃が重くなり、胃のむかつき、腹痛、下痢、嘔吐、神経障害などが出現します。
また、トリュフというキノコは、キャビア、フォアグラと並び世界三大珍味のひとつで、"食卓のダイアモンド"といわれ、フランスやイタリアの高級料理に用いられているキノコも存在します。
更にキノコには免疫力を高める効果があるものも存在しています。
切手に描かれたキノコについて紹介していきますのでお付き合いください。
子供の頃親に連れられて山に入りきのこ狩りをした記憶があります。
切手は1994年ルーマニア発行の「キノコ連刷切手」で、左からクロラッパタケ・ムラサクシメジ・ヤマドリタケ・ホコリタケの4種の食用キノコが描かれています。
切手は1994年ルーマニア発行の「キノコ連刷切手」で、左からウラベニイグチ・タマゴテングタケ・デッドリー・ファイバーキャップ・ベニテングタケの4種の毒キノコが描かれています。
切手は2017年日本発行の「秋のグリーティング切手」の中に収められた一枚で、少女がキノコ狩りをしている光景が描かれています。
切手は2019年日本発行の「 日本・フィンランド外交関係樹立100周年切手」の中に収められた一枚で、子どもたちがキノコ狩りをしている光景が描かれています。


