切手に描かれた美女-4.エバ・ペロン- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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エバ・ペロン(1919~1952)は、フアン・ペロン大統領の夫人で愛称は「エビータ」です。

彼女は1919年、アルゼンチンの貧しい家庭に生まれ15歳で女優デビューし、ラジオや映画で活躍します。

1944年、軍人だったフアン・ドミンゴ・ペロン(1895~1974)と出会い、1945年に結婚しペロンが1946年に大統領に就任すると、エビータはファーストレディとして、貧困層への支援や女性の権利向上などの活動を積極的に展開しました。

エビータは、そのカリスマ性と行動力で、アルゼンチンの女性たちから絶大な支持を得、またペロン大統領の政治的影響力も大きく、二人は「ペロン主義」と呼ばれる独自の政治体制を築き上げます。

※彼らは労働者層から圧倒的な支持を受ける一方で独裁政権を敷き反対派は強制収容所に投獄するなどしたことから、この政策は左翼ファシストと一部では評され、ペロニスタ(ペロン派・ペロン主義者)と呼ばれる支持者を形成した。※

1952年、エビータは33歳の若さで癌で死去しますが、その死はアルゼンチン国民に大きな悲しみをもたらし、エビータは現在もアルゼンチンの歴史上最も人気のある女性の一人として語り継がれています。

エビータの死去後アルゼンチンでは、20種に及ぶ追悼切手を発行しています。

 

どの切手を見ても絶世の美人です!!!

 

切手は1952年アルゼンチン発行の「エビータシリーズ切手」の中の一枚でで、エビータが描かれています。

 

 



 

切手は1997年アルゼンチン発行の「女性参政権50年記念切手」で、エビータが描かれています。

 

 



 

切手は2002年アルゼンチン発行の「エビータ没後50周年記念小型シート」に収められた一枚でエビータが描かれています。

 

 



 

切手は2012年アルゼンチン発行の「エビータ没後60周年記念小型シート」で、切手部分にはラジオで国民に訴えるエビータが、シート下部の余白には人々に囲まれるエビータが描かれています。