眠り姫と言えば、魔女の呪いで100年間眠り続けたお姫様が、王子様によって目をさましてもらう童話の話ですが、現実に存在します。
この病気は、「クラインレビン症候群」と呼ばれ、別名「周期性傾眠症」とも言われます。
非常に珍しい病気で世界でも1000例ほどしか見つかっていません。
クラインレビン症候群の初期段階では性格変化が見られ、そして数日ないし数週間、傾眠状態或いは睡眠状態を引き起こします。
覚醒しても健忘を示し、意識も明瞭になっていません。
この病気の原因は、脳の視床下部及び間脳における働きに異常が出現することで一過性の障害をきたすものと考えられていますが、 はっきりとした原因は分かっていません。
実際、イギリスで18歳の少女がこの病気で6ケ月間も眠り続けています。
一度眠ると1日どころか最長で6カ月眠り続ける病気にかかった少女がいるとイギリスで報じられています。
クラインレビン症候群は、自然に治ることもありますが、治療には薬物療法などが用いられるが確立された治療方法は現時点では存在しません。
グリム童話やペロー童話の世界が現在社会にも存在する不思議さを感じ得ざるを得ません。
切手は1964年西ドイツ発行の「社会福祉切手」の中の1枚でグリム童話の眠り姫(いばら姫)を助けにいく王子が描かれています。
切手は1972年マナマ発行の「童話切手の小型シート」で、眠れる森の美女が描かれています。
切手は1980年ベリーズ発行の「国際児童年切手」の中の一枚で、眠れる森の美女が描かれています。
切手は1978年モナコ発行の「シャルル ペロー生誕350周年記念切手」の中の一枚で、眠れる森の美女と助けにいく王子が描かれています。
※シャルル・ペロー(1628~1703)は、フランスの詩人で、『ペロー童話集』の作者として有名※
※『ペロー童話集』は、グリム兄弟やマザー・グースよりも前に民間伝承をまとめたものとして名高い作品※


