バイオマス発電は、木屑や燃えるゴミなどを燃焼する際の熱を利用して電気を起こす発電方式です。
光合成によりCO2を吸収して成長するバイオマス資源を燃料とした発電は「京都議定書」における取扱上、CO2を排出しないものとされています。
更に未活用の廃棄物を燃料とするバイオマス発電は、廃棄物の再利用や減少につながり、循環型社会構築に大きく寄与します。
バイオマス発電が日本で普及しない主な理由に、燃料の輸入率の高さや発電コストの高さ、発電所を建設する場所の確保などがあります。
加えてバイオマス発電所の建設に伴い公害や燃料調達に関する環境破壊などの問題も表面化してきています。
バイオマス発電による電力は、全体の9%にしか達していません。
2021年の日本のバイオマス発電の割合は、4.1%にすぎません。
2014年と少し古いダータですが、バイオマス発電の1位は米国が最も多くて、691億kWhの電力を、次に多いのがドイツ(491億kWh)、中国(416億kWh)、ブラジル(329億kWh)の順で、日本は302億kWhで第5位でした。
切手は2007年インド発行の「再生可能エネルギー切手」でバイオマス発電が描かれています。




