サザエさん症候群とは、"日曜日の夕方から深夜、翌日からまた通学・仕事をしなければならない"という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称です。
サザエさん症候群は、正式な病名ではありませんが、心療内科や精神科では一定の認知度がある概念です。
何故サザエさん症候群と呼ばれるかは、日曜日の夕方、サザエさんが始まる頃になると気分が憂欝になるというもので、明日から仕事や学校が始まるというプレッシャーに由来する、軽い抑うつ状態と考えられています。
世界的にはBlue Monday(ブルーマンデー、「青の月曜日」)と言われ、休日明けの物憂い月曜日として広く認識されています。
一般的に学生や会社員など月曜日から学校や勤務が始まる人に起こりうる症状とされ、ごく軽度のうつ病の一種とする説もあります。
ただし、夏休み中や冬休み中などの長期休暇の場合や土日が学校や勤務で平日が休日の場合は、翌日の月曜日も休みのためあまりなる人がいないこともあるようです。
サザエさん症候群になる原因は一概に「これ」と断定することはできません。
ならばサザエさんを見なければ良いのではと思うかもしれませんが、サザエさん症候群は"日曜の夕方から夜にかけて、明日からまた一週間が始まると思うと憂鬱になる人たち"の“俗称”ですから、たとえサザエさんを見なくても、他の番組を見たとしても憂鬱になるのです。
休日と平日のギャップを大きくしないようにして生活し、自分が病的だと思うならば早めにしかるべき医療機関へ相談するようにしてください。
切手は2000年日本発行の「20世紀デザイン切手シリーズ第10集」に収められたサザエさんを描いたものです。
切手は2020年日本発行の「アニメ サザエさん放映50周年フレーム切手」で、右側の5種類の切手にはサザエさん一家の季節のシーン、フレーム面にはサザエさん一家とその仲間たちが描かれています。

