ヒトの動脈・静脈・細動脈そして毛細血管まで含めると、その長さは10万Kmになるといわれています。
10万Kmは、地球を2周半するほどの長さになります。
そして心臓から出た血液が体内を巡り、再び帰ってくる時間は約30秒と驚くべき速さです。
この速さは大動脈では毎秒1mのスピードが出ているといわれています。
全身に張り巡らされた血管の長さから血液を流れる速度を計算しますと、その速さは時速200km以上にもなります。
この速さは丁度新幹線並の速度となります。
まさに体の中では新幹線並のスピードで血液が巡っていることになります。
心臓から血液を運ぶ、往きの血管が動脈、帰り道の血管が静脈です。
動脈は酸素や栄養分を運び、静脈は体内のあちこちから回収した二酸化炭素や不要物を、それぞれの処理器官に届けます。
毛細血管は、体の末端まで張り巡らされている路地のようなもので、細胞や組織のすみずみに酸素や栄養分を届けます。
その細さは髪の毛の20分の1程度の細さなので、肉眼ではとても見えません。
細動脈は、直径100~200μm程度の細い動脈で、動脈から毛細血管に至る直前に存在する血管です。
この大切な血管も老化していきます。
米国の医学教育の基礎を作り上げた内科医ウイリアム・オスラー(1849~1919)も『人は血管とともに老いる』といっています。
切手は1969年カナダ発行の「ウイリアム・オスラー死去50年記念切手」で、彼の肖像とともに医学の象徴であるアスクレピオスの杖が描かれています。
切手は1973年ハンガリー発行の「WHO創立25年記念切手」で、心臓と全身の動脈、静脈そして毛細血管が描かれ、左下にはWHOの紋章が描かれています。
切手は1988年デンマーク発行の「WHO創立40年記念切手」で、図案化された心臓、動脈、静脈そして毛細血管が描かれ、左下にはWHOの紋章が描かれています。
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