徒然話-11.逃避行中のミナミジサイチョウ捕獲される- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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2019年11月茨城県内の猛禽類を販売する店から逃げだし、1年半の間逃避行を続けやっと2021年6月5日に千葉県で捕獲されたミナミジサイチョウとはどの様な鳥なのでしょうか?

ミナミジサイチョウは、鳥綱サイチョウ目ジサイチョウ科ジサイチョウ属に分類される鳥類の一種で、羽根を広げると2mになる巨大な鳥です。

渡り鳥でもなく、アフリカに住む鳥がどのようにして日本のふた冬を越すことが出来たのか不思議です。

この鳥は主に中央アフリカから南部アフリカのサバンナに生息しており、全身が黒色で喉と眼の周りが鮮紅色をしています。

現在絶滅危惧種に指定されています。

飛べなくはありませんが、飛翔距離が短くいつも地面を歩いています。

生息地では薬用になると信じられたり、干ばつなどの際に伝統的な儀式で使用することから乱獲され絶滅が危惧されている鳥です。

日本では2009年埼玉県にあるこども動物自然公園で、初めて繁殖に成功しています。

【余談】

ミナミジサイチョウのまつ毛は長くて綺麗で、特に正面から見た時のまつ毛は圧巻でとにかくすごいらしいです。

 

若い女性には人気があるそうです。

 

私は残念なことに実物を見ていません。

 


切手は1984年オートボルタ発行の「ローカルバード切手」で、ミナミジサイチョウの歩くが描かれています。

 

 



切手は1976年赤道ギニア発行の「アフリカの鳥切手」で、ミナミジサイチョウの後ろ姿が描かれています。

 

 



切手は2015年南アフリカ発行の「密猟との戦い切手」で、ミナミジサイチョウの飛ぶ姿とともに美しい頭部が描かれています。

この切手からは残念ながら美しく長いまつ毛は分かりませんね。