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そして・・これは本当に心が温まる記事だよ
子どもたち避難所で自主活動 お年寄りサポート
手洗い時にペットボトルに入った水をかけて子どもや高齢者らのサポートをする高校生。自身も避難生活を送っている=熊本県西原村小森の西原中で2016年4月17日午後6時53分、花澤葵撮影
熊本地震で余震が続き、ボランティア受け入れのめどが立たない中、被災者らが自主的に避難所を運営する動きが広がっている。休校中の子どもたちが手伝う姿もあり、長引く避難生活で疲労がたまる大人たちも勇気づけられている。
5人が犠牲となった熊本県西原村。約300人が避難生活を続ける西原中学校では、自分たちも避難者でもある中高生らが、自主的にお年寄りに対しトイレのサポートをしている。
「大丈夫ですか」「トイレですか」。学校内のトイレの近くで待機する中高生らがお年寄りや小さな子供たちに声をかけ、バケツを使って便器に水を流すのを手伝い、手を洗う時にペットボトルの水をかけていた。
17日の朝、炊き出しや掃除で忙しい大人を見た中学1年の岩下こころさん(12)や田尻すずかさん(12)が「何かやれることはないか」と、トイレの介助を思いついた。友人の中学1年、武田ユリカさん(12)と高校3年、丹波翔馬さん(17)らも加わった。
4月11日に西原中に入学したばかりの岩下さんは、自宅の窓が割れるなど被害を受けた。真新しい制服は、家具の下から雨や泥で汚れた状態で見つかったが「命が助かっただけで良かった。こういう時こそ助け合い」と前向きだ。米田せいこさん(79)は「自分の孫以上に若い子供が一生懸命がんばってくれて本当に感謝している。私も元気づけられる」と話す。
約1000人が過ごす同県益城(ましき)町の保健福祉センターでは、避難者の大人や子供ら約20人が「ボランティア」として活動。自ら炊き出しやゴミの回収、新聞の配布などをこなす。益城町の小学2年、平野智也さん(8)は「ボランティア」と文字を書いたガムテープを腕に貼り付けて避難所を回ったり、新聞紙を利用した簡易ゴミ箱の作製を手伝ったりしている。自宅は全壊し、地震の恐怖で寝られないこともあるが「みんなのためにできることを頑張る」と力強い。その姿が被災者たちを励ましている。
母尚子さん(43)は「息子は助け合うことの大切さを学んでいるのかもしれない」と目を細めた。【花澤葵、吉川雄策】
文・画像 mainichi.jp