Heart
瓦礫の中から・・・8カ月の赤ちゃんが救出されたそうですね・・
倒壊した家の隙間に入り込んでて・・ 助かったといいます・・
このニュース見たけど、赤ちゃんはすごくおとなしかったし・・
消防隊員の方たちが、とても大切そうに赤ちゃんを手渡しする姿に胸が熱くなりました・・
熊本地震:奇跡の救出8カ月の命 益城・倒壊家屋のすき間
「これからどうなるのか」--。熊本県内を中心に激しい揺れを観測した熊本地震から一夜明けた15日、避難所や屋外などで眠れぬ夜を過ごした被災者らは疲れ切った様子で不安を口にした。
震度7を記録した同県益城町(ましきまち)などでは地震後に火災や家屋の倒壊が相次ぎ、断続的な余震に見舞われながら夜を徹して懸命の救出作業が続いた。
© 毎日新聞 倒壊した家屋から女児を救出する消防隊員ら=熊本県益城町で2016年4月15日午前3時44分、和田大典撮影
「おー、やったぞ」。地震発生から6時間以上経過した15日午前3時40分ごろ、暗闇の中から歓声と拍手が上がった。最も被害が大きい熊本県益城町安永(やすなが)で、倒壊した家屋から生後8カ月の女児が無事救出された。消防隊員らが2階の屋根の部分から1階部分まで慎重に掘り進めての救出劇だった。
木造2階建ての住宅は1階部分が押しつぶされ、2階も大きく傾いていた。女児の家族らによると、女児は1階寝室で1人で寝ていた。祖父(60)、祖母(60)、母(33)、兄(4)は隣の居間や台所におり、女児を助けようとしたが、間もなく倒壊し、やむを得ず屋外に逃げたという。
母親らが1階部分の隙間(すきま)に手を伸ばすと、女児の手に触れることはできた。しかし姿を見ることはできず、名前を呼ぶと泣き声がした。
救出に当たったのは警察、消防、自衛隊など。大きな余震もあり、2次災害を招きかねない状況が続く。熊本市東消防署の隊員2人は、「5分間」とリミットを決めて、何度も屋内の隙間に入り込んだが姿は見えない。それでも、わずかに聞こえる女児の声を頼りに位置をほぼ特定。2階の屋根から真下に掘り進めた。女児のすぐそばには、直径約50センチの太いはりがあった。女児ははりと屋根の間にできた、わずかなスペースから見つかったという。
伯母(36)によると、母は同町にある実家に家族と里帰りしていた。伯母は「わずかな空間に奇跡的にはまっていた。古い日本家屋で、大きなはりと柱があったからこそだと思う。無事でよかった」と話した。
文・画像 毎日新聞