先日テレビで面白そうな番組をやっていまして、
その題材が今回のテーマ、
「進化」
ということでした。
その番組では、進化する対象となっていたのは
恐竜だったのですが、
とても興味深いものでした。
恐竜の代名詞のような、
「ティラノサウルス」「トリケラトプス」
今は、ティラノサウルスなどは、
最強の恐竜として知られています。
ところが・・・
恐竜がこの世界に生まれた当時、
何億年前は、
体長わずか３メートルほど。
今よりも１０メートルも小さく、
当時はそれよりも大きな恐竜が
この世を支配しており、
彼らにとっては、
ティラノなど、取るに足らない存在だったことが、
最近の古生物学により、明らかとなってきました。
そのときのティラノは、当時同じように小さかった、
草食のトリケラトプスなどのおとなしく小型の恐竜を
主食にしていたようです。
ところが、その後何千年の時を経て、
ティラノもトリケラトプスも、
今、我々が知る、最強の姿になっていったというのです。
さらに面白かったのが、
「なぜ、進化できたのか？」
ということですが、
古生物学者さんが言うには、
「そうなりたかったんでしょうね」
と。
・・・
・・・そうなりたかった・・・
食べ物が変わって、どうのこうの、とかではなく、
そうなりたかった・・・
何億年も前は、小さい姿で、
立ち向かっても立ち向かっても払い落とされ、
大型恐竜から、なんの相手にもしてもらえなかった。
細々と、ただ生きるために必死で、
小さな動物を捕まえるしかなかった。
何千年もの間、
もっと強くなりたくて、
負けないようになりたくて、
大きくなりたくて、
賢くなりたくて・・・・・
そうして、ティラノは最強の恐竜になった。
昔いじめられた恐竜と戦い、
勝つこともできるようになった。
明晰な頭脳も手に入れた。
ほかのティラノと作戦を立て、
協力しあい、
追うものと先回りするものとに分かれ、
挟み撃ちにして獲物を手に入れる。
その後、地球に隕石が落下するなどの異変があり、
残念ながら恐竜たちは滅亡の道をたどることになるのですが、
最後の方では
もはや敵のいなくなったティラノ同士が
縄張り争いをするまでになり、
共食いするようになっていたという。
つまり、
意志の力は、進化を遂げる
のです。
はるか彼方、この地球に生きていた自分たちの祖先が、
強くなりたい
賢くなりたい
行きたい
その一心で、
まるで別人（別恐竜？）に、なっていったんです。
ということは、ですよ。
やっぱり、
人間が進化しないわけがないんです。
文化も変わり、
発明も山のようにされてきた
けれどもそれ以上に、
自分次第で、自分は変えられる
ってことなんです。
恐竜の歴史を観ても分かるのは、
「現状維持では退化する」ということです。
いやむしろ「現状維持」なんてものはありえず、
「進化」か「退化」のどちらかです。
巷では、
「○○になりたい」とか
「○○がほしい」
などの、「エゴ」や「欲望」
を手放せって言いますが、
これをやって、
私自身退化した時期がありました(笑)
「エゴ」や「欲望」がいけないと言うのではなく、
「我欲がある」というのが、生き物なんです。
生き物に我欲がなくなってしまうことというのは、
退化の一途をたどるということに他なりません。
それは「生き物である」ということを拒否しているのと
同じだからです。
我欲を手放すのは、
「貢献したい」と思い出してからで良いのではないでしょうか。
「なりたい」
「欲しい」
これがあってこそ、生き物は成長します。
上等だと思います。
我欲があって、強く望む力。
それは必ず変化に繋がります。
諦める、自分の人生を放棄すること
これは、自分を大切にしていないだけでなく、
退化を選んだということになります。
この世界はよくも悪くも必ず変わっていきます。
変わろうとする意志があるからこそ、
人間も恐竜も進化していきます。
あなたは進化と退化、
どちらを選んでいきますか？
ではでは、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝。
２０１６年９月２０日
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