母に迎えに来てもらったはいいものの、
何を持って帰ればいいのかわからなかった私は
12月の寒空の中、ユニクロのパーカー一枚で
ポケットに財布と携帯だけ入れて、赤子を抱いて空港に向かいました。
道中でも、
「赤子が病気だから病院に連れて行って」
とそればかり言っていました。
母がついていなかったら飛行機に乗せてもらえなかったと思います。
飛行機に乗ったらすやすやと眠った娘。
(さすがにもう赤子かわいそうなので娘にします)
それを見た私は死んだと勘違いしてパニックになりました。
母になだめられながら何とか自宅につきましたが、
父の顔を見た途端
「お父さんごめんなさい!
私、娘にミルクをちゃんとあげてないんです
ちゃんと育ててないんです
娘は死ぬかもしれません」
と泣きつきました。
父はそれを見て、ああこれは長期戦になるな、と覚悟をしたそうです。
