8/11は初めての山の日でしたね。
各地で山イベントが開催されたようです
私はたまたま山に行っていました
天気は良かったですが、標高2000M近くあるのでとても過ごしやすかったです
今回は小川山にある涸沢2峰の「広瀬ダイレクト」というマルチピッチを登ってきました。
小川山の中でも開拓当初にできたいわゆるクラシックルートのようです。
正直、フリークライマーからしたらアプローチが長いです。
しかし、これが逆にアルパイン感を出していて、個人的には楽しかったです♪
そもそも、クライミングのルートや道筋を示す本というのは、とてもアバウトなのですよ。
一般登山道とは違って。
通称トポ(トポロジーの略)を見るのはここ数年でようやく慣れてきたというか、見方が分かってきたというか、ちゃんと読む気になってきたというか、、、w
最初の頃は本当に目的地にたどり着かなくて、宝探しかよwという感じでしたからねw
そんなわけで、目的の岩場まで行く道もまた冒険なところが楽しいですね。
最低限の目印を頼りに行くので、気を巡らせておく必要があります。
ここは完全に意識の問題ですが。
まぁ、それでもクライミングというのは、一般登山者が迷って入らないように配慮が必要なため、その目印というのは極めて自然的です。
たとえば沢とか、ケルン(石がつんである)とか、そういったものです。
ケルンなんかも、まだ山といえば登山メインだった頃は
「ケルンってなに?」レベルだったので、もはや私には目印にさえならなかったのですけれど笑
ただ、誰かがお遊びで石を積んでたのだと思っていましたから笑
今思うと、逆に遊びで積まれると迷惑ですねw
さて、目的の岩場まで、いったん道をロスト(道誤り)してしまったのですが、それほど大きなロスにはならなかったのは幸いでした。
それこそ「ケルン」があったのですが、「トポ」にはケルンがあることは書いてなかったので、その存在に気づいたものの
「あれはどこと繋がっているんだろう~~~」と思うに終わってしまいました・・・。
ケルンがあれば止まって位置を確認すべし、今回の教訓です。
付近の岩場についても、この季節、木々が生い茂っていることと、岩が高すぎてどれがどれか分かり辛いものです。
正直、道誤りよりも、近くに来ていながらもどの岩か特定するほうに時間を要しました。
そして、さすがアプローチ時間が長いので、誰もいませんでした。
クライミングは、私としては初めての「オールトップ」です。
しかもクラックがあるので、カムリードを余儀なくされるということで、ま、全然緊張はしていなかったものの、いけるかしら、と頭で考えていました。
ま、頼れるメンズがいるので、いざというときは大丈夫だろうと。
終わってみれば4人の組み方はベストでした♪
右往左往、という言葉が似合うクライミングでしたが(汗)
簡潔に書くと
・1ピッチ1時間かかったw
・パートナーが肉離れの前兆を感じてテンション低すぎた(でも結果登れた♪)
・1ピッチ目で適当なカムが切れて上からロープでヘルプしてもらった(ロープもらったらするする登れたので、完全にメンタル負け)
・3ピッチ目で薄カチが剥がれて吹っ飛んだ(手にしたホールが剥がれた、ということです)
・3ピッチはガイドが引き連れる後続パーティーから「右だよ」といわれたけど、それこそ右往左往しながら結果左から行った(右ならボルトがあったらしい)
・4ピッチ目の5.9の出だしに苦戦。またガイドさんからアドバイスをもらってレストを繰り返した後なんとか突破。。。本当に助かりました
最終ピッチのクラック
上部抜け口
ジャミング決めて体を持ち上げる私(必死)
ガイドさんパーティーは、結構な人数を引き連れており、終了点はスペースに合わない大人数でにぎやかでした。
私たちも靴を脱いでのんびり景色を楽しませてもらいました。
真夏といえど、風が爽やかでとても気持ちよかったです(´▽`*)
テント場に戻る途中、清流で何かを流す