この前もつぶやきましたが、幸か不幸かコロナのせいで定演のWEB配信の恩恵
前回に引き続き延期されていた第333回定演を視聴することができましたダンケ
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第333回定期演奏会
Cond:高関 健 Vn:山根 一仁 ConM:戸澤哲夫
2020年8月29日 東京オペラシティコンサートホール
当初予定演目
延期変更後
第1部
市民のためのファンファーレ (A.コープランド)
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77 (D.ショスタコーヴィチ)
第1楽章 Nocturne.Moderato 第2楽章 Scherzo.Allegro
第3楽章 Passacaglia.Andante - Cadenza (attacca)
第4楽章 Burlesque.Allegro con brio - Presto
第2部
13管楽器のためのセレナード Op.7 (R.シュトラウス)
メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作 Op.142 (R.シュトラウス)
高関さんの時にはプレトークがありますが、今回特に興味深かったのがメタモルフォーゼン
での編成強化のくだりかな師匠カラヤンがRS本人へ増員許可を受けての演奏を聴いた
ということで、更に一ひねり入れての取り組みになったとのこと~フムフム
当初予定のツァラは18型4管編成で弦部を間引くのはオーケストレーション上では困難と
いうことで、代わりの13管楽器&メタモルフォーゼンのチョイスは変態的コダワリですね
Rich. Strauss/Metamorphosen、今回は編成の2倍+2人=48人に拡大して演奏。HvKが作曲者に直接提案、了承を得たとのこと。HvK案よりさらに細かく増減を設定してみた。音響の優れたOperaCityでの演奏が楽しみ。CityPhilの多様性を楽しめる定期、ご来場をお待ちしております。有料ライヴ配信もあります。 pic.twitter.com/RgJgjnCbi0
— 高関 健 (@KenTakaseki) August 28, 2020
華やかとは一線を画すコープランドのファンファーレは、厳かな雰囲気を醸し出す
大好きな曲~Tb族の好物のひとつ~配信のマイクは拾いきれないのかスロー
テンポながらも豊かなサウンドのなかに切れを感じるまでには至らずか・・・
日時は忘れましたが山根くんとはラザレフ日フィルとのチャイコン以来かなあ
そのころよりも更にテクも表現力も進歩しているように感じました~スゴッ
山根くんのタコ協はそれはそれで素晴らしいとも思いますが、個人的にはもう
すこし豪快にというかタコ的オドロオドロ感で迫るほうが好みかな
私の好きな第2楽章スケルツォはさすが~生演奏だと印象は変わるかもね
13管は安定した4HrとFg・ConFgに支えられ、このところ上達著しい本多くんの
Obは秀逸でFlも含めて素晴らしいアンサンブルはシティの充実度の現れか
そしてメタモルフォーゼンは冒頭でも触れたように高関さんの変態的な執念
これまたシティの強力な弦部がよくそれに応えた物凄い弦楽アンサンブル
やはりソロも無論ですがコンマス戸澤さんの統率力は抜きんでており、客演
首席Vc大友さんもイブシ銀の演奏で支えていました~おおブラァヴォ
このまま毎回配信してくれるのなら、WEB会員的な制度も作ってくれるとありがたい
リアルチケット購入のとき先行販売&会員価格にするとか今後の課題でお願いね
次回はP.Orgをフューチャーした定演かな~楽しみタノシミ今回もありがとうでした