いよいよ強化週間がスタート~その冒頭を飾るのはウィーンフィル&大好きワーグナーです
そして初めの予定(11月の予定)に吹奏楽1と映画1を追加して11日間10公演1映画でいきます
2018年11月15日
ミューザ川崎シンフォニーホール
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
WPOウィーク イン ジャパン2018
Cond:フランツ・ウェルザー=メスト
Vl:フォルクハルト・シュトイデ
Vc:ペーテル・ソモダリ
【第1部】
序曲「謝肉祭」Op.92 B.169(A.L.ドヴォルザーク)
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102
(J.ブラームス)
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ
【第2部】 R.ワーグナー
楽劇「神々の黄昏」~舞台祝祭劇「ニーベルングの指環」
第3夜から抜粋(ウェルザー=メスト編)
メスト/クリーブランド来日のときはグッと我慢してWPOでの指揮を楽しみにやっとこの日がきました
そして年末その年に聴いた公演のなかから勝手にアワードでランクを発表していますが今夜決定か
最初の一音が鳴ったとたんに私の本物メーターはMAXを振り切ってしまいマジで卒倒しそうになり
神々の黄昏~ジークフリートの葬送行進曲が始まると心臓バクバクで本当に天国にいきそうでした
福岡から本社に戻りコンサートに復帰して初めてのWPO昨年もラトル/BPOやガッテ/RCO・BSOなどなど聴く事ができましたが正に今夜のコンサートは生涯の宝物となる超絶名演となりました
リンツ生まれのオーストリア人メストがWPOを振ってワーグナーを奏するなんて夢のような公演に今回は今年3月に早々と2CB最前列28番を確保~協奏曲ソリスト・指揮者の正面も幸いしたかな
サントリーは完売もミューザは100%とは行かず若干残るものの満席に近い状態で聴衆の質もGOOD
第1曲目ドヴォの謝肉祭は冒頭からはじけるような活気あふれる主題ではじまり、快活なお祭り気分に早くも心は鷲づかみ
Tb・Tuba&Perの大活躍のあとフルートやオーボエが別世界の中間部へと誘い1stVlソロのあとまたカーニヴァルの喧騒に戻りTuttiで頂点をつくってフィニッシュブラヴォ~~
研ぎ澄まされた機能的なオケとは違う強奏でもまるで暖炉の火のような温かさにつつまれる心地よさ
もう微細なミスなどな~~んの関係もない笑っちゃうくらいの超高次元の演奏に完全に幽体離脱です
2曲目はWPOコンマスのシュトイデさんとウィーン国立歌劇場オケソロVcのソモダリさんの熱演でブラの二重協奏曲「コンチェルト・グロッソ」~これだけの人数でこの素晴らしいアンサンブルは驚異的・・・
ブラームスの最後の協奏曲にふさわしい品格あふれる演奏に1曲目は片目だった涙が両目から・・・ブラァァヴォォォ~~
もうメインのワーグナーは何も申し上げる事はございませんあまりの感動に危なく人格が崩壊しそうになりました
今でも私のこころの震えは止まりません
なんと音楽は素晴らしいのでしょう
まるで大地から沸き立つような大きくシナヤカで柔らかいキラメクVl&Vlaの音色~心に染み入るVcに力強いCB、一人ひとりが高次元な奏者であることをマザマザとそしてさりげなく私たちに披露
夜明けとジークフリートラインへの旅&ジークフリートの葬送行進曲、ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲からの抜粋でしたが、もうこれ以上望むべくもない超絶名演ブラァヴォ
それぞれソロとアンサンブルの完成度の高さ~Tuttiの弦と管のバランスも完璧で金管の咆哮に
ワーグナーワールドにグイグイと演奏に引き込まれ、ますます涙も止まらず半分人格崩壊
ああ神様どうかこの時が永遠に続きますようにひたすらこの至福のときが終わらない事を切に切に望んでしまいました
一音一会とはこのことかあ
超スーパーアンコール
アンコールなんて全く考えもしていませんでしたがなんと2曲も~アンコールで泣いたのは初めてシュトラウスⅡのまさに正に本物のウィーンナワルツ
一足早いニューイヤーコンサートでトドメ
何回も書いて恐縮ですが音楽って何と素晴らしいものなのでしょうか~サンクス感謝です
ありがと~~~う~~~~
P.S.雑感
今回は会場のひとりひとりが演奏を聴き逃すまいといういい緊張感が漲って心地よかった
pppになると左隣の女性の鼻息が聞こえるほど(昂奮で荒くなったか)
カナディアンブラスとかフィリップジョーンズなどのブラスアンサンブル以外で、こんなにBassTb(コントラBassTb)が上手いのを聴いた事が無く皆素晴らしいなかでも特筆ものでした
もちろん金管陣は言う事なし~ぶらぁぼぉぉ~~~