ガンジス川のほとりで。 | 東川真之オフィシャルブログ「SANE's Wonderful Life !!」Powered by Ameba

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俳優東川真之の日々の記録。。
どうせ死ぬならやりたい事を!!
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朝3時半に起床。

パンカジが迎えにきてくれてガヤ駅までバイクを飛ばす。
5時発の列車に乗りバラナシ(ガンジス川の沐浴を見れるとこ)へ。


インドの列車は長い。

ゆうに30両はあるんじゃなかろうか。
写真をご覧いただきたい。これはコルカタ駅と、後ろに大きな橋が見えるだろうか。どうみても、戦車がたくさん通ることを想定した、頑丈な橋。インドでは、鉄道や橋、空港などいわゆる軍事施設となるものはすべて写真撮影禁止。もちろん俺がちょろっと隠し撮りするくらいは大丈夫だけど。
準戦闘下にある国だから、情報漏えい防止の為だ。


とにかく、その長い列車に乗り込み何とか席を確保。といっても本当に安い車両だから人でごった返している。俺は自由席券を持ってたから、途中でその席のチケットを持った人にどけと言われて違う席へ。。

けど、そこでインド人一家といろいろ話をした。
12歳の男の子だけが英語ができて、いろいろ聞かれた。
インド人はとにかくお金が好きだ。

というか、普通に会話の中に給料はいくらかとか聞いてくる。これはバングラも一緒。。けど、インド人のほうがマジで聞いてくる。
まあそれはこの人たちのコミュニケーションだからいいんだけど。



そんなんでバラナシへ到着。。。。。

ここは本当にひどい街だわ・・・・観光客目当てが多すぎる。


もちろん、ガンジス川のほとりで眺める景色。
目の前で焼かれていく死者たち。。。
目の前で沈められる死んだ子供。
その横では、沐浴をする人々。
犬や牛が焼け残りを狙っているのだろうか。
死と、生が、そこには入り混じっている。。。

そうやっていろいろ考えるのにはいいんだけど・・・・・


ここの人たちは観光客への客引きがひどい。

客引きというか、何かにつけてお金を狙っている。

何十人から声をかけられただろうか。
ホテルは?とか、薬は?とか、荷物持つ?とか。

それだけではない。

普通にガンジス川を眺めていると、ボートに乗らないか、それならまだいい。
死者の焼き場を眺めていると、いろんな奴が説明してくる。
いちいち聞いていると説明料を要求されるのは目に見えているから無視。
基本的に声をかけてくる奴らは絶対に信用しない。
前のブログで、町を歩くとガン見されるってかいたけど、ある意味それは稀有なものを見る目であり、普通なのかもしれない。むしろ親しげに来るほうが怪しいよな。


で、焼き場では写真撮影は禁止されている。
それは知ってたんだけど、たまたま携帯で時間みてたんだよね。

と2,3人に絡まれる。
ここは写真撮影禁止だから、2000ルピー払えと。
まあ2000円くらい払ってもいいんだけど、とにかくその携帯では取ってないから、断り続ける。

でもずっと追いかけてきて、腕をつかんだり武力行使をしてきそうになるから、ツアリストポリスに行くといって何とか逃げ切る。
これは真昼間だったから何とかセーフ。


夕方、また焼き場でぼーっとしてたら、ってそんなことあってまた行くのかよって感じだけど、けど夕方から夜の焼き場は見とかないと、と思って。

するとまたたくさん近づいてくるわけ。
で、基本的に無視。
ジャーオってずっと言い続ける。どっか行けっていう言葉らしい。パンカジから聞いた。。

それでも、全ての人を信用しないで閉じこもっているのは旅の面白さがないから、たまに信じたふりをしてちょっと話にノッてみたりするわけ。
そしたら、やっぱりこいつもか、って感じで、一通り焼き場を案内した後、私はお金はいらないけど、この焼き場の後ろのビルではたくさん死ぬのを待っている人たちがいる、彼らは薪を買うお金もない、だからぜひ寄付してあげてくれ、

馬鹿じゃねえの???
結局そこかよ。。

結局お前は金いらないとか言っときながらそこかよ、うすうすわかってたけど、本当にむかつく。

で絶対払わないというと、また腕をつかまれるから、ここはちょっと暗いのでダッシュで逃亡。。


過去、そういう意味では一番ひどい街だった。

ひどい街、そう、言ってみれば、ガンジス川という聖なる河と、死者という使いやすい手口を使ってる、本当にひどい奴らだ。


というか、多分こういう手口で何人もの日本人がやられているから、横行してんだろうな。。。


何が神だよ、何が宗教だよ、お前は何を信じてんだよ、そんなんで死者がどうとか、神がどうとかいう資格ねえだろ。。。


もちろん、そんな人たちばっかじゃないし、本当にやさしい人もいるし、素敵な出会いもある。

でも、一部のそういう輩のおかげで、そっちの印象が強く残ってしまうのは当然な気がする。。

服を全部脱いでそこらへんに置いとく事もなんてもってのほかだから、おちおち沐浴もできず、足をちゃぷちゃぷする程度。。



まあでも、
ガンジス川の夕日をみながらぼーっとするのは気持ちがいいし、目の前で焼けていく人の死体をみながら、生とは、死とはって思いにふけるのも、嫌いじゃない。
生と死が入り混じった世界。。。


それでも、そこにはお金というものが存在するし、それを得たいという欲も存在する。

それが人間なんだなあ、、、、、。。。。