当初はPURPLEは好きなのにZEPPELINは苦手だったという人が多いですね。
大のZEPフリークである渋谷陽一氏が「ZEPPELINには歌メロが無い」と指摘した通り、
ZEPには歌メロがありません。
あるのはブルース音階からチョイスした音による割と一本調子な自由度のあるヴォーカル・ラインです。
歌メロが無いことがZEPが苦手な理由なのかなと思ったものの、
でも、実はPURPLEもZEPと同じくブルース・スケール主体のヴォーカルで自在にシャウトしていて一緒なんですよね~(まあ、プラントよりギランの方がきっちり歌ってはいますが)
どっちもロック・リフの上にロック・ヴォーカルが乗っかるリフ主体のブリティッシュ・ハード・ロックで同じなのに、一方は好きで片方は苦手なのは、単に楽曲自体の好みの問題なんですかね。
しかし、当初ZEPが苦手だった人も、あとから好きになるケースが多いのも特徴的です。
一体何が良いと感じてイマイチだったものが好きになるのでしょうね。
(※注: 渋谷陽一氏の言う「歌メロが無い」は、ちゃんとしたメロディアスなメロディが無いという意味であって、ブルース・スケールを使用したメロディはあります。)
歌メロの無いZEP
LED ZEPPELIN - IN MY TIME OF DYING
(LIVE 1975)
同じく歌メロの無いPURPLE
Deep Purple - Speed King (1970)