火曜日の夜
か細い声とはいえ自分で電話をかけて
「遅くなってもいいから病院に来てくれ」 と家の留守電にメッセージを吹き込めた彼が
水曜日の夜には
アタシの到着を知らせる君子さんの声に頷いたものの ロクにクチも利けなくなっていて
ベッドから起き上がろうするから助ければ 次にはベッドから降りようと試みたり
取ってはいけない酸素マスクを外そうとしたりと
かなり朦朧としていて
結局、木曜日の夜にはもう
瞳を見開き
酸素マスクの中でクチを開けたまま
自力で動くことも頷くこともままならない状態になっていて。
頑張ってる彼に
「頑張れ」 は言えないし言いたくないけど
「負けないで」 は娘としてやっぱり伝えたい。
そしてもうひとつアナタに伝えたいのは、
ワタシはアナタが昔も今も本当に大好きで
ファザコンと言われようが何だろうが
永遠にアナタがワタシの 「理想のパパ」 であり続けるってことなのです。