こんにちは。
厚生労働省が公表している「過労死等の労災補償状況」によると、
精神障害に関する労災件数は、請求・支給決定ともに年々増加の一途をたどっています。またそれだけでなく、多くの職場でメンタル不調による休職者がいることも事実です。今、企業においてメンタルヘルスの問題に取り組むことは、事業を継続する上での重要な取り組み事項となっています。
□メンタルヘルス対策は何から始めればいいのか
職場のメンタルヘルス対策を考えるときに参考にしていただきたいのが
平成18年に厚生労働省が出した「労働者の心の健康の保持増進のための指針」です。
これによるとメンタルヘルスケアは「セルフケア」「ラインケア」「事業場内産業
保健スタッフ等によるケア」及び「事業場外資源によるケア」の4つのケアが継続的
かつ計画的に行われることが重要とされています。
では、まず何から始めればいいのか
「職場環境の実態把握」です。
過去・現在の休職者などのデータ
組織や年齢層、職種に偏りはないのか
ストレスチェックを実施されているのであれば、
集団分析の結果も参考になります。
□何から始めればいいのか??
職場環境の実態を把握した次に行って欲しいのは、
「心の健康づくり計画」の策定です。
最近では、「心の健康づくり」当社取組み
としてホームページに掲載している企業も多くなってきました。
就活中の学生は、ホームページをよく見ています。どういう内容、
制度を整えているかなどもチェックしているので、計画が策定できたら
社員への周知とあわせて社外にも伝えていきましょう。
●次にメンタルヘルス体制の整備
社内相談窓口では、安心して自分の悩みを相談できないという声をよく聞きます。
月に1回、2ケ月に一回のペースでも良いので社外相談窓口体制を作り、
社員に周知するなどして社員が相談しやすい仕組みづくりをしましょう
<経営者・人事担当者の方へ>
・メンタルヘルス研修を実施したいが同じような内容はイヤだ
・ストレスチェックとメンタルヘルス研修をしているけど、休職者は減っていない
・離職率が増加している
・ハラスメントを受けたと社員から申し立てがあり対策が急務
とお悩みではありませんか