こんにちは。メンタルヘルス研修と
キャリア・カウンセリングで
働く人を笑顔で応援する
スマイル・アンド・エールです。
あっという間にGWも過ぎました。新入社員研修を担当しているこの時期、みんな5月病は大丈夫かな? と様子を見ながら研修をしています。
何かもやっとしていたり、なんとなく意欲が落ちている、そんな風に感じるときにかける良い言葉や何かヒントになることはないかなと探していたら、6月にワークショップを開催する諸富祥彦さんのHPで、新刊を見つけたので読んでみました。「本当の大人」になるための心理学
このままでいいんだろうかと考えたり、
自分の人生の選択を迫られている方、
本当にやるべきことって何なんだろう
定年後はどうしようかと、立ち止まって考えてみたい方にオススメしたい本です。
著者の諸富先生は私と同い年の1963年生
明治大学文学部教授であり、心理カウンセラーです。著書はAmazonで出てくるだけでも86冊あり、心理学を学ぶ人だけでなく何か悩みがあったときに手に諸富先生の本を手に取られた方も多いのではないでしょうか。これまでの本の中には「ほんものの傾聴を学ぶ」というタイトルがついたもの、中を読むとそのほとんどに"本当""ほんもの"という言葉がよく出てくる、相当の「ほんまもん」好きです。
諸富先生のいう「本当」というのは、
「人生を本気で生きる」ということであり、本書を借りるとこういうことです。
本気で生きるというのは、ひとつは、例えば仕事。仕事を本気でやる。(中略)無難に仕事をしていると、確かにきつづかずにすみます。(P.170)
「本当の大人」とは内面的に成長している人、心が成熟している人を指しています。今の世の中には心が未成熟な人が多く、クレーマーが多いというのも、まさにその通りと大きくうなずけたし、内面的に成熟するための人生哲学の紹介もあります。いくつかの言葉は心を軽くしてくれて、これまでの考え方を変える一つのきっかけになるのではと思います。特にに印象に残った言葉やこれは研修や何かで使えるなと思ったものをあげておきたいと思います。
心が未熟な人ほど「他人にリスペクトや承認を求める」もう少し自分のことを理解して欲しいとか、大切にしてほしいと言えないとどうなるか、今度は相手のことを責めます。クレームに出る。クレーマーは他人に求める行動の端的な例。 成熟している人は、「私はあなたにもうちょっとこうしてほしいんだけど、お願いできないだろうか」と丁寧に言える人・言葉で表現できる人とあります。(p.37~38)
例えば、電車に乗っていて席をもう少し詰めてくれたら座れるのに・・今日はしんどいから座りたいなと思っていたとします。でも、そのことが素直に言えないために「最近の若者は礼儀がなってない」「ここはは五人がけだろう」と急に怒りだしたり、わざと座っている人にあたってみたりという言動や行動になります。
人はわかりあえないものである(p.83)話せばわかりあえると主張する人の話を詳しく聞くと、結局「話せば自分の言いたいことで説得できる」ということ。元々わかりあえなくて当然だから、わかってもらおうと必死にならない完璧を求めない。10人に1人でもいいから自分をわかってくれればいい。
カウンセリングの中で、人は「より自分らしく」生きるようになっていく(p.91~93)カウンセリングで人が「真の自分」になっていまプロセス➀偽りの仮面を脱いで、あるがままの自分になっていく②こうあるべき、こうするべきから自由になっていく➂人の期待を満たし続けていくのをやめる④他の人を喜ばすため自分を型にはめるのをやめる
他にも
>>自分をみつめる1人時間を持つ
>>「あれもこれも」状態から「あれかこれか」状態にシフトする
>>「とりあえず5年」と区切って本気で生きるいということを素直に言えないと言えないと
また、最後の章では、マズローやフランクル、アドラー心理学から「最高に熟した人格」とはを書かれていて、心理学の難しさを諸富先生の言葉でわかりやすく解説されています。
実は私はこの最後の章より「おわりに」(p.217)の
一つ一つの仕事を心をこめて行うこと愛する人たち、大切な人たちとの時間を持つこと日々を味わいつくすこと
この一節が「ていねい」に生きるということを教えてくれている感じがして気に入りました。
