成田空港までの交通手段としてこれまで2回利用したタクシーを今回も利用することにして、念のためインターネットでそのタクシー会社の電話番号をチェックして出発した。途中自分の車を保管する車庫の手前にあるコンビニに立ち寄り、その近辺ではそこにしかない公衆電話で予約を入れようとした。ところが「この電話は現在使われていません」というテープの音声が流れるだけだった。数回試したが、結果は同じだった。倒産したのかもしれない。車両数は30台程度の零細企業だ。この会社の本社は僕の車庫と同じ町にある唯一のタクシー会社だった。
たまたま昔、成田空港近辺のタクシー会社のリストをプリントアウトし、自動車に載せていたので、すぐに他のタクシー会社に電話することが出来た。最初に電話を掛けたタクシー会社が20分ぐらいかかると言いながらも、迎えに来てくれることになった。そのタクシーは多少遅れたが、指定した場所に来てくれたので、無事成田空港にたどりつくことが出来た。前回ハワイから帰国する際も、いつも迎えに来てもらっていたタクシーの運ちゃんと連絡が取れず、焦った経験がある。タクシー会社は複数連絡が取れるようにしておいた方が無難のようだ。
ホノルル行きの飛行機は母と僕の席が離れていたので、一緒にして欲しいとチェックイン担当の人に頼んだ。結局今回もエコノミーがオーバーブッキングになっており、席がビジネスクラスに変更になった。飛行機は乱気流のせいで、長時間かなり揺れた。
入管では日本語がほとんど話せないオバンに審査を受けた。初めに英語は分かるかと聞かれたので、「アリトル」と答えた。次になぜビザを取ったのかと聞かれたが、こちらが答える前に、どれくらい滞在するのか聞かれた。即座に6か月と答えた。なるほどそれがビザ取得の理由ということですねとつぶやきながら彼女は納得したようだった。彼女は僕の人差し指の指紋と顔写真の撮影を、母のデータとして入力してしまった。そのため僕は2回指紋と写真をとられることになった。
彼女は用紙に入り切らなかった住所の一部の略のスペルを聞いたり、僕が書き間違えた文字の上に正しい数字を入れた箇所では、修正液を塗ってはみ出した部分をきれいに消すということもした。帰りの切符も細かくチェックした。その上で滞在期間をちょうど6か月にしてくれた。僕はその前日に帰国する予定だ。
ハワイ島の家に到着すると、唖然とするくらい草ぼうぼうだった。水ポンプを作動させる前にフィルターを交換したが、真っ黒の水がフィルターに流れ込んだ。水タンクを覘くと、取水パイプ先端のすぐそばの底にもヘドロがたまっていた。早速ヘドロ除去ポンプを始動させたが、後の祭りだった。先にヘドロ除去ポンプを作動させてから、フィルターの交換をすべきであった。
プロパンガスボンベに接続する蛇腹状金属パイプの先端にある金具には針先程度の小さな穴が開いているが、そこが詰まっては大変と思い、前回帰国時にその部分にゴム製指サックをかぶせた。ところがゴムサック自体がどろどろに融けて、小さな穴を塞ぐという想定外の事故も起きていた。細い針金を穴に差し込んで、穴を開けた。それでもガスコンロの炎が小さくなったという苦情を母から受けた。
衛星放送DishNetworkでも、予想外のトラブルが発生していた。到着時から見られると思っていたTV Japanもローカルチャネルも見ることはできない状態になっていた。初めはパラボラアンテナからの信号線をレシーバから外していたので、それが原因かと思ったが、接続後も見ることが出来ない状態は改善されていない。メールを出してみたが、夕方までには復旧しなかった。おまけに次回からの請求額が51ドル台になっていた。そんな馬鹿な。
精神的にも疲労困憊した初日だった。