第120話 YAMAHA SGを語る(Part4) | やっぱり音叉が好き(2ndSeason)

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Yahooの1Stシーズンを放置したので過去ログが見えません。

今回で第4回目を迎えるSGを語るです。

 

今回のお題は「Tクロスメイプルを得なかった個体」です。

 

まずこのSGを語るの主旨ですが、個人的な見解による主旨。

そして”あなたに合う個体がきっと存在する」の実証です。

 

けして特定の機種の優劣ではございません、ご理解の上お楽しみくだされ。

 

YAMAHA SGを特徴づけるポイントはいくつかありますが次の点があげられます。

Tクロスメイプルと呼ばれる、マホガニーとメイプルによる積層ネックです。

メイプルとマホガニーという代表的なネック素材のいいとこどりを目指した仕様。

これは基本となるSG2000のスルーネック構造を支える技術の一つです。

スルーネック構造は、曲がったら終わりとも言えます。

この構造を支えるにはメイプル一択となるのですが、スルーネックのサスティンとメイプルとなると

音色的に限定されてしまします。

メイプル+マホガニーの黄金比的な組み合わせは多くのソリッドギターで立証されていますね。

そこで考案されたマホガニーを独特な継ぎでサンドイッチするという独自の技術が開発された経緯は、すでに説明の必要はないですね。SG1000・2000・3000に実装(1000のみセットネック)

 

今回はそれを持たない個体たちです。

共通するのはマホガニーネックという点です。

次の機種がそれにあたります。

500・600・700・700S・800・800S

510等のナトーネックという変化球はまた別の機会に。

 

アガチスやナトーと言ったバック材を有するこれらの位置づけは

実はSGがSGであることに対する補填的な意味合いが多く見受けられます。

 

マホネックのSG達もまたしかり、それぞれにSGに対する要求値に応えるべく組まれた個体たちです。

 

もっとも低価格であるSG500ですら1970年代中盤に5万円という価格設定です。

多くのメーカーがビギナー向けの低価格設定を3万円に80年代初頭迄抑えていたことからも、この5万円という価格設定が「廉価な品物を提供する」に値しない事をご理解いただけると思います。

 

では構成

500>メイプル+アガチス

600>メイプル+アガチス

700>メイプル+マホガニー

700S>マホガニー

800>メイプル+ナトー

800S>メイプル+マホガニー

となります。

これから考察されるのが、

500、700の世代

600、800の世代

800Sの世代

各世代によるこの価格帯のポジションが存在しています。

500・600は軽量ボディの世代違い

700・800Sはレスポール的なアプローチ機の世代違いとなります。

800のナトーバックは実験的な意味合いが多く見て取れますがこの組み合わせはその後無くなります。

そして異色なのが700Sのオールマホガニーです。アローポジションを持たないブロックインレイの個体のみ確認されている点からも輸出仕様と思われますが、SGBの名前を冠したものではありません。

シースルーグリーンの個体です。

ブリッジが小型化されている点(テールピースとの距離も短い)

これは1000N世代のナローの特徴で、この個体もナローボディです。

オリジナルで代替に社外のブリッジを搭載したものではないことが解りますね。

SGファンでなくとも、むむむ!となること請け合いです。

ナローブリッジは強度面で問題を抱えていますが・・・・

ヴィンテージブリッジに見受けられる逆ぞりです。

もちろんコレクターとなれば目の色変える代物と思われます。

 

こういった視点で低価格帯のSGを検証していくと。

500・600が求める個体である。

700・800Sを求める個体である。

800や700Sの様な特殊な個体を求める。

となるのではないでしょうか?

王道のメイプル+マホで構成された

SG700。これも一つの完成体ではないでしょうか?

(この構造のSGは他に1000-24のエボニー指板登場まで存在しません)

現在の1800系、これと変わらない気がします(むしろこっちの方が風格が)

 

後のナローシリーズが登場する前の軽量SG

SG500。これも一つの完成体と思えます。

(ナローとは異なりボディの厚さは変わりません)

 

なぜか一世代後の600・800か各部で簡略化が見て取れる差別がされてしまうのですが。。。

これはSG800Sのドットインレイにも同じ事が見て取れます。

 

然しながら、800Sは王道の構成に、シリーズ中稀有なオープンハムバッキング仕様です。

これは800Sを特徴づけるもので、他のSGとはまた異なるアプローチです。

 

これらのSGとはまた違うという点でナトーバックの800に注目しても面白いですね。

マホガニーよりサスティンや中音が強い特性があります。

あえてマホガニーではないという意見と、赤い材で選ばれたという商業的意見もございます。

 

さてさて「あなたに合うSG」は見つかりましたか?

 

これらのギターも今作れば15万は下らないと思われます。

700系や800系に至ってはその価格でも再現は不可能でしょう。

1800系買うならこっちの方が面白いと思いますよ(w

 

安物買いではありませんよ!

YAMAHAのソリッドギターの造りは世界最高水準です。

 

参考までに。

 

そいでわ。