※前記事の「子どもがいれば、幸せですか?」は、個人的な内容を含むので、アメンバー限定記事にしました。
「子どもがいれば、幸せですか?」の記事でいただいたコメントが深く心に残り、考えさせられました。
このコメントです。
治療を諦めるという心境に達してからは、子どものいない私たちに厳しい言葉を投げかける人の気持ちも少しは考えるようになりましたし、少しずつニュートラルになっていきたいって思います。
ニュートラルではありたいですが、『子どもを強く望んだのに授かれない経験をした者』としては、今授かれていない人達の気持ちがいかに歪んでいたとしても、理解して寄り添う姿勢を持っていたい。望んでも望んでも授かれなくて気が狂いそうになっていた頃の自分は忘れないでいたいなと思います。
はっとさせられました。
実は私、子どもがいないことを嘆いて攻撃的になっている人(いわゆる不妊様)を快く思っていなかったからです。
「もっと辛い状況の人(闘病中の人とか)なんていっぱいいるんだから、不妊ぐらい我慢しなさいよ。」とか、「人の幸せを喜べない人が幸せになれるわけがない。みっともない。」とか、思っていたんですよね・・・・。
私だって、心の底では妬みと僻みの塊だったのに。
もしも神様がいるとしたら、絶望するような状況に陥って、一時的に不安定になっている人を切り捨てたりするでしょうか?
そんなことはしないでしょう。
きっと、優しく寄り添ってくれるんではないかと思います。
スピ好きのアホな戯言ですけど、いいですか?
私は思ったんです。コメント主の方は本当に辛い経験をされて、一段高い境地に至ったのかな、なんて。
もしそうだとしたら、子どもを授からなかったという経験もギフトだったと言えるのかもしれません。
そして、なぜか「浄土真宗」の開祖である親鸞聖人の言葉を思い出しました。
「善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや」という有名な言葉です。
「善人よりも悪人こそが救われる」という「悪人正機説」。
今なら少しは理解できるかもしれません。
歎異抄をじっくりと読みたくなりました。
最近見て、感動した動画を紹介します。
植松努さんのTEDのスピーチです。4年前の動画なので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
20分とちょっと長いですが、よろしければお時間のある時にご覧になってみてください。
私はなぜか涙が止まりませんでした。
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ご覧にになっていただきありがとうございました