前記事「夫のちんぽが入らない」を読んでの続きです。
今年の1月に出版され、話題になっていたこの本。
私は図書館で借りることにして、予約していました。予約数が多く、私の順番が来たのは、半年以上も経ったつい最近のことでした。
今さら感想を書くのもどうかと思ったのですが、私の心にとても響き、ボロボロ泣きながら読んだ本だったので、記事にしました。
そして、あらためてamazonのレビューを読んだのですが、あまりにも否定的なレビューが多く、悲しくなりました。
何も解決していない。自己肯定感の低い主人公が性交できないことも含め自分が欠陥人間だという事を様々な事象を追って再確認し続ける暗澹たる気分になる私小説。
なるほど。確かにそうかもしれないんだけど。
この本を読んで共感できない人は、普通に学生生活を楽しんで、普通に就職して、普通に結婚して、普通に子育てを経験しているような人なのではないだろうか。
amazonのレビューがあまりにも酷くて、落ち込んでしまったのですが、ネット・サーフィンをしていたら、こだまさん自身のブログを発見しました。
アマゾンレビュー、気にしないようにしていたけれど出版直後は結構ズキズキと突き刺さるものがあった。この本を不快に思う人がたくさんいることも知った。「いろいろなことがあったけど、こう思えるようなった」という、他人には些細かもしれないが、私にとって確かな気持ちの変化があった。でも「いろいろなことがあったけど」の部分で「胸糞悪い」「無理」になって、「結局何も解決してない」から「読む価値なし」とジャッジする人の多さに茫然とした。そういう解説書のような捉え方もあるのだ。
~中略~
人の顔色ばかり見て生きてきた私が、本を出し、「この女はおかしい」「気持ち悪い」と言われたことで「世間からどう思われてもいい、そういう決意も込めて付けたタイトルなのだから」と吹っ切れたのは感慨深い。どう受け取ってもらってもいいんだった。そういうつもりで出したのだ。
ああ、よかった。安心した。
私も、「世間からどう思われてもいい。」と、いい意味で開き直って生きていこう!
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