やっと、身体が元気になってきました。

少し前までは、歩くのも辛く、力が入らない感じで、頭は全然働かないし、もうダメかと思いました。

復活できてよかったニコニコ

 

ある60代の女性のブログを読んでいたら、こんなことが書いてありました。

昨年、娘が出産し、孫ができて嬉しい。そして、周りは妊娠・出産ラッシュで、何度も「おめでとう」と言えるのが、嬉しい。その中には、本人も周囲も諦めていたのに奇跡の出産をした人もいて、本当に涙が出るくらい嬉しかった、と。

 

奇跡の出産。

私にも起こると思っていたけれど、叶わなかったな。

もう47歳になってしまったので、さすがに奇跡も起こらないでしょう。

 

私は46歳で自然妊娠したのですが、産婦人科医には、顔をしかめられました。「今のところ順調ですけど、これからですからね。42、3歳ならともかく、そんな年で産める人はいないですよ。染色体異常も多いですからね。」と、苦々しい表情で言われました。

次の健診で心拍が止まったことが確認されたとき、ほっとしたような顔をして、「ほらね。」とも言わんばかりでした。

 

私はスピリチュアルが好きなので、たくさんの神社仏閣に子授け祈願をしました。子どもが生まれたらお礼参りに行こうと思っていたので、全部メモしていたのですが、その数は21ヶ所。

我ながら、よく行ったもんだ。苦笑笑い泣き

 

それらの神社仏閣には、またお参りしようと思っています。

「子授けは叶いませんでしたが、ご加護をありがとうございました。」とお伝えするつもりです。

 

先月、吉方位旅行で玉前神社を参拝してきました。

玉前神社は、千葉県にある神社で、子授けで有名です。

私たち夫婦も以前に何度か参拝し、子授けイチョウを触ったりして、子授けを祈願していました。

 

その帰り、「ああ、どうして神様は子どもを授けてくれなかったんだろうなぁ。」と思いながら、本屋さんをウロウロしていました。

そのとき、平置きされていた本の中で、渡辺和子シスターの「どんな時でも人は笑顔になれる」という本がふと目に留まり、何気なく手に取りました。

そして、最初のページを読みました。

 

はじめに

 

「子どもがあの学校に合格しますように」

「病気がなおりますように」

「あの会社に就職できますように」

と、私たちは祈ります。ところが、子どもは不合格、病気はなおらない、就職も行きたいところに行けなかった、ということはよくあることです。

「神も仏もあるものか」と言いたくなるのは、こういう時です。

ところが、実は、「求めること、捜すこと、戸を叩くこと」もたいせつですが、それに応えて与えられるものを謙虚に”いただく心”のほうがよりたいせつなのです。

激しく求めただけに、その求めたものが与えられなかった時の落胆、捜しものを見つけられなかった時の失望には、計り知れないものがあります。

でも、そういう切なさ、つらさこそが、実は人間が成長してゆく上で、「本当にたいせつなもの」「必要なもの」だったのだと、いつか必ず気づく日があるものです。

 

ひょっとすると、この言葉は、神様からのメッセージ、いや私を守護してくれている見えない応援団からのメッセージなのかな、と思い、ありがたくて、涙があふれてきました。

自分を悲劇のヒロインのように扱うのはみっともないのですが、時には、こういう言葉にひたって、自分を慰めてあげるのもいいかな、と思うのです。

 

※この本は、渡辺和子先生がなくなる10日前にご高閲を終えられた遺作です。

 

 

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