このゲームの特徴は、視認やレーダー索敵は、あくまでも目標を見つけるだけで、ほかのゲームとは異なりロックオンするためではありません。つまり、通常ゲームとは異なる手順や戦闘解決となります。

当然ながら、ミサイルを発射するには、敵を見つけなければ発射できません。敵を見つけた後どうなるのでしょうか?

 

IRミサイルとレーダーホーミングミサイルとは、ほぼ同じで、どちらも目標にミサイル自体でロックオンできれば発射できることになります。発射後は、ミサイル自体が飛行し、目標まで飛んでいきます。ここで重要なのは、通常ほかの空戦ゲームであれば、発射した母機でレーダーロックオンを維持する場合が多いのですが、このゲームではその記載がありません。よって、打ちっ放しのままゲームは進行します。

 

目標確認は、レーダーであれ視認であれ、自分の確認可能な範囲内にいる全ての未確認目標を確認する試みができます。これが意外と重要で、他のゲームとは大きく異なります。

 

また、損害判定もほかのゲームとは異なり、ミサイルは命中したかどうかだけの判定です。ミサイルの場合、命中したら自動的に目標は墜落となります。

 

意外と省略があり、大味ではあるけれど、それなりにうまく機能するようにできているとは思います。とにかく、ミサイルは他のゲームより凶悪ではあります。

 

次回に続く。

このゲームは、目で見る視認とレーダー索敵があります。

面白いのは、空戦ゲームらしからぬ、ガンダムゲームみたいな視認ルールとなっています。
パイロットのグレードはないので、一律基本の視認確率は、4となっています。
修正は距離と高度差と目標の大きさになります。

おそらく、戦闘機の大きさは、0、1、2が多いので、50へクス(10キロ)程度が視認の限界な気がします。

 

レーダーは、戦闘機の索敵範囲とレーダー能力、目標の大きさ、ECMとECCMの能力差、距離による修正で決まります。

F-15やF-16のレーダーがかなり高性能で、それに次いでF-4EJがかなり優秀です。

意外なのは、フランス系の戦闘機が思ったよりレーダー能力が優秀です。小型なためMiG21のような運用が可能です。

その中で、三菱F-1のレーダー能力は、かなり低めです。それでも索敵範囲が広いので、ミサイルの運用には困らないはずです。

 

次に、ミサイルは、かなりリサーチが良く、現在でも現役のミサイルが登場します。マニアックなのは、AIM-120が使えることです。これはF-35にも改良型とはいえ搭載されているので、中射程のアクティブレーダーホーミングミサイルは、ゲームでかなり恐ろしいかもしれません。

 

セミアクティブミサイルは、スカイフラッシュもあるし、AIM-7系統もあるし、また、ベレンコ中尉の亡命で有名になったAA-7(R-24)もあります。これは現在でも現役でかなり優秀なミサイルです。

 

赤外線追尾型ミサイルもあるのですが、マニアなのは、第一世代のAIM-9Bから第三世代のAIM-9Pまでそろえてあります。非常に珍しいのは、R-60(AA-8)があり、機動力が非常に優勝で恐ろしい短距離ミサイルです。それに最近開発された、ASRAAMがあるのも売りなのは確かです。飛行時間も長く、機動性もよい曲者です。

ちと長いので、次回でミサイルの発射や命中のお話を。

このゲームのヘクス間距離は、200メートルです。最大の射程は、5ヘクスです。
重要なのは敵と同じ高度の同じヘクスで射撃できないことです。
当然高度差や自分が上昇や下降時には、また異なるのですが。面倒なので割愛。
他のゲームよりキャノンの性能差はA、B、Cの3タイプに絞り簡素化しています。

当然ながら、Aが一番威力があり、大損害を与える確率も大きいです。このAタイプは、ミラージュ系統やハリアー戦闘機やトルネード系統、J35やJ37に搭載されている30ミリ機関砲や27ミリ機関砲が対象になります。ロシア系は、ほぼBタイプが多いです。

後続のFighter Bpmberにある、シュペールエタンダールやSU-27、MiG29がタイプAなので恐ろしいです。

 

タイプBでは、有視界であるとはいえ、MiG17やMiG19が恐ろしいですね。レーダー搭載型では、MiG21とMiG23がそれなりに怖いです。

 

蛇足

空戦ゲームのスケールは、かなり異なっていてそれぞれ個性が強いです。

一番大きなスケールは、Flight Leader(AH)で、1キロです。キャノン射程が1へクスしかないのですが、機動がそれなりに行えるため意外に有効な兵器になっています。簡素化が一番あって、機関砲と機関銃タイプの2種類で命中や損害を分けています。

その次は、エアスペとSOHが、536メートルです。キャノン射程は、2へクスで、火力による損害の差別化をはかっています。

その次が、Jet Fighterです。

一番細分化があるのは、Air War(SPI)で、150メートルのスケールです。このゲームのキャノン戦闘は、かなり特殊で、基本射程は、6へクスです。ただ、射程の例外はあるのですが。このゲームは、キャノンタイプが細分化されていて、ここまでやる必要があるのかという感じではあります。