子供たちの学校生活を見ていると自分もアメリカで幼少期を過ごしたかったなと思わされます。子供が喜ぶようなカルチャーやイベントが本当に多く、その楽しげな雰囲気と自由度は日本育ちの自分にとっては圧巻です。

例えば日本の学校では、飲食というと給食以外は基本的に禁止されているイメージがあります。こちらは授業の合間にスナックタイムはあるし、クラスのイベントでドーナッツやピザが振る舞われたり、スクールフェスティバルにはフードトラックが校庭にわんさか集まったりします。クラスメートの誕生日にはみんなで祝い、何かしら食べて、そして何かしら貰って満足気に帰ってきます。

 

勉強や先生のお手伝いなどを頑張った子にはおもちゃや賞やらのわかりやすい報酬をバンバン与えます。そういえば日本の学校では学校生活を頑張ったからといって具体的なご褒美を与えることはないように思います。ご褒美目当てで勉強をすることは良くないという教えの下で自分も育った記憶があります。しかしながら努力や労働に対して報酬があることは社会に出れば当然のシステムですし、人間として、あるいは動物でさえも持ち合わせるいわゆる本能的な発想なのではないかと思います。

 

このような、どの社会でも成立するような仕組みからなぜ目を背ける必要があるのか、今となっては理解できません。我が家ではご褒美目当てで勉強、大いに結構ということにしました。

上の娘は毎年スピーチコンテストを頑張っていますが、完全に賞金がドライビングフォースです。下の息子は、Kinderの間に勉強する単語リストを覚えて、先日そのテストをクラスで一番早くパスしました。その報酬は、、、なんと先生との個別ランチでした。

いずれにしても子供達二人とも今のところ学校が好きなようで、親としてそれは何よりです。