我が家の便座はここ数年グラグラしていて勢いよく座ると横にずれてドキッとする瞬間が何度もあった。
友人が遊びにきてそのことを言い忘れたりするとドキッとするスリルを味わった友人も何人かいたはずだ。
便座が付いているところのネジを締めれば良いのだが何度閉めても20年以上使っているトイレなのでもうネジの部分がおかしくなっているからすぐグラついちゃうの。
この部分よ。
で、ある日トイレのカバー(蓋というのかしら?)を閉めたら鉄?ステインレス?のネジが片方折れてしまった。
エンジニエレにそのことを言ったら、
「えー壊したの!!!」
っていうじゃないですか!!!
壊したんじゃなくて壊れたんだ!
じゃーあの時あんたが蓋閉めてたらあんたが壊したことになるんだからね!
と正当化した。
それからエンジニエレに便座カバーと便座の部分をお店で探してもらったけどお店が閉まってたり、便座がお店に売ってなかったと言われ蓋が開きっぱなしの状態が一ヶ月ほど続いた先日、今度は便座を便器と繋げている部分のネジが壊れたのだ!
今度はここよ! 鉄だかステインレスが折れるってすごいわね。
いい加減新しいの買えば?って思っているあなた、その通りよ。
いい加減私もエンジニエレにもうちょっと真剣に便座を探してよ!って言ったわ。
これこそ勢いよく座ると便座が便器からずれて私のお尻も外に投げ出される状態だ!
便座が壊れちゃったら、イタリアの公共トイレのように便座をはずしてスクワット状態で用をたさないといけなくなるのかと心配になってきた。
意味の分からない方は、この下の写真を頭に浮かべてスクワット状態の私を想像してみて!
こんな感じに公衆トイレには便座がないのよ。
だから多くの人がお尻を便器につけずスクワット状態で用を足します。
これはローマテルミニ駅のトイレ。
なぜかすごい色のライト。
便座がない上、こんな青いライトの中、落ち着いて用がたせないわ!
話はずれましたが。。。
エンジニエレに壊れたことを電話した。
すると、
「どうやってまた壊したの?」
って言うじゃないか!!!
「あの〜言っておきますが、私が壊したんじゃなくて勝手に壊れたの。ちょっとその言い方訂正してくれない?」
むかっときたけど、今はこんなことで言い争いをしている場合ではない。
便座を探すことが重大なのでこれ以上何も言わないことにした。
この日、出先でも便座のありそうなお店を探したが、以前あったお店がつぶれてた!!!
で、数日後、いつもは通らない道を歩いていたら金物屋さんで便座がディスプレーされているのを発見。
その時は時間がなかったので後日もどってくることに。
そして数日前、トイレのサイズをエンジニエレに測ってもらいお店に行ってきた。
お店のもののサイズを測ると我が家の便座に合うようだ!
早速お買い上げ!
「おいくらですか?」
「19ユーロです。」
「えっ? それだけ?」
私、もっとすると思って100ユーロくらい持って行ったの。もし足りなかったらこのお店ではカード使えるかな?とか心配してたのに、こんなに安くてちょっと意表を突かれた。
大事なそしてちょっと重い便座を抱え満員バスに乗って帰ってきた。(こちら、プラスチックでなく陶器のような素材です。)
そして早速エンジニエレに取り付けてもらった。
タラーン
記念式典では私が第一号として使用者にさせていただきました。
ピカピカしてる便座ちゃん。
ずれないし安心して座れる。
蓋も閉めれる!
エンジニエレが「これはチームワークだね。」
って嬉しそうにしてました。
(私が買ってきてエンジニエレが取るつけたからだそうです。)
私は我が家でもスクワット状態で用をたさなくてはいけないという恐怖から抜け出せたことにホッとしております。