生まれて育ったのは日本。
そして高校生の時アメリカに渡米し、15年近くカリフォルニアで過ごした。
イタリアに来て12年経った。
そんなことを知っている人が私によく聞くこと。。。
この3カ国でどこが一番住みやすいか?
もしくはどこに住みたいか?
答えはいつも"どこも良いところと悪いところが同じくらいあって、この3カ国の中からどこを選ぶかと聞かれてもはっきりは答えられない。。。”
である。
カリフォルニアに住んでいたころ、素敵なところに住んでいるわね~。日本よりいいでしょう?って言われたことあたけど、日本より良いかどうかははっきり言えなかった。
日本はアメリカにない良いところがいっぱいあるからね。
現在もロ-マに住んでいるって言うと憧れの町に住んでいるように言われるけど、いいところもあれば悪いところもいっぱいあるからね。
イタリア人で日本ラブな人に日本に住みたいと言われることがあるけど、イタリアの良いところで日本はかけている部分もあるからさ、良いところばかりを夢見て日本に移住してショックを受けないといいな~とたまに思う。
本当にどの国も良いところがいっぱいあるけど悪いところもある。
国の状況って言うのはテレビやソ-シャルメディアで見たり、観光しているだけでは気づかないことだろう。
私の日記を読んでくださっている人たちは今までの日記から、イタリアが思い浮かべている国とはちょっと違っていたなんて人もいるんじゃないかと思う。
昨日見た、イタリアのいけていない部分。。。
昨日スイミングに行く途中にバス停で車椅子のような補助椅子に座ったおじいさんがいた。
おそらくバスに乗りたかったけど補助なしでは乗れないのだろう。
バスの運転手が降りてきた。
写真には運転手とおじいさんが半分くらい写っている。
なんだかんだ言っていたが最終的におじいさんはバスに乗らずにバスは行ってしまった。
最初から最後まで見ていたわけではないのでもしかしたらおじいさんがこのバスには乗らないといったのかもしれない。違うバスを待っていたのかもしれない。
でもロ―マのバスで身障者用に乗り入れ口が作られているものって少ない。
たまに車椅子と付き添いの人が乗ってくるのを見るけど数人で乗り込むのを助けている。
こういった小さな、でもとても大事なことの多く整っていないロ―マはある意味住みにくい。
でもね、人が困っているとすごく親切にしてくれるイタリア人。
弱い人にはとっても心が広い国民である。
食べ物は言わなくても世界の人々が知っているように美味しいし、町を歩けば町中が美術館のようである。
日常生活の中でこのような歴史的な建物や彫刻を毎日目にする私でも何回見ても素晴らしいと思う。
このようにどこの国にも良いことと悪いことが両立するわけで、
一概にどこの国が最高とか最悪とか言えないのよね。
でも、住めば都であり、現在ロ―マは私の第三の故郷なのである。