弟からラインで知らされた。
息子(私の弟)のふりをして電話がかかってきたそうだ。結論から言うと被害にはあわずにすんだ。 しかし、父はずいぶん判断力が落ちたもんだと思う。母は認知症が始まっているのでもちろんあてにはならない。
夜、電話で一部始終を聞いたが、なぜ実際銀行に行って引き出す寸前までいったのか理解に苦しむ。3時前ギリギリに銀行に着いて行員に事情を話したら「それはおかしいから警察に届けた方がいい」と止めてくれたそうだ。
警察署に着いてから弟本人に電話をしたというが、それまでに何度も電話する機会はあったはずだけどなあ。犯人から何度も電話があって、話がおかしいと思いながらも確認をすることができなかったのはやはり老いのせいだろう。
だんだん心配事が増えていく。
父には、おかしい電話があったら必ず本人の電話にかけて確認すること、大金を動かすときは自分ひとりで判断しないことをよくよく言い含めた。普段は人の言うことを聞かずに自分が正しいと思っている父だが、今回は懲りたのだろう。「よろしくお願いします」と言っていた。
いずれ行く道なのか。嗚呼、嘆息。