東京回想、東京都内の消えた学校。
都区内の私立高等学校の続き。
機械的に区の順番で進めていく。
次は品川区の消えた高校である。
この区は一校だけである。
攻玉社商業学校・攻玉社工業高等学校である。
統合された定時制高校の場合、統合された新しい学校のある区のところに書いていく。
【学校名】
攻玉社商業学校・攻玉社工業高等学校。
【廃校時の所在地】
品川区西五反田五丁目14番2号。
【消滅年】
商業高等学校：１９９５年。
工業高等学校：１９７７年。
【消滅事由】
私立高等学校での商業・工業教育の位置付けが変化したため。
【統合後の後継校】
攻玉社中学校・高等学校。
【前身学校等】
以下の歴史をたどっている（ｗｉｋｉ等より）。
1880年 陸地測量習練所を設置。
1884年 陸地測量習練所を量地黌に改称。
1888年 量地黌を土木科に改める。
1901年 土木科を工学校に改組。
1931年 商業学校を設置。後に商業科へ再編。
1939年 工学校を工業学校に改編。
1944年 商業学校を第一工業学校に転換、工業学校を第二工業学校に改称。
1946年 第一工業学校を商業学校、第二工業学校を工業学校と改称。
1947年 学制改革により新制攻玉社中学校を設置。
1948年 学制改革により、旧制の中学校と商業学校は新制攻玉社高等学校に、工業学校は攻玉社工業高等学校（定時制）に改組。
1954年 商業科を独立して、攻玉社商業高等学校として設置。
1962年 工業高等学校の募集停止。3年後休校に。
1971年 商業高等学校の募集停止。3年後休校に。
1979年 工業高等学校を正式に廃止。
1995年 商業高等学校を正式に廃止。
【跡地利用】
攻玉社中学校・高等学校。。
【コメント】
東京回想・消えた学校。
私立高等学校の続きである。
品川区である。
この区には消えた学校は一校だけ（正確には二校か）。
攻玉社商業学校・攻玉社工業高等学校である。
Ｗｉｋｉにあった「東京都高等学校の廃校一覧」を参照して進める。
さて、このリストに学校名はあった。
Ｗｉｋｉにも記述があり、沿革もあった。
学校の公式サイトの沿革も充実している。
攻玉社は、歴史の深い学校である。
幕末に作られた蘭学塾が始まりで、戦前までは海軍兵学校の予備校としても知られた学校だったようだ。
歴史の流れの中で、工業高校や商業高校も成立している。
工業高校の前身は、１８８０年に成立。
商業高校の前身は、１９３１年に成立している。
これ等の学校も、第二次大戦の影響を受ける。
条例により、１９４４年に商業学校は第一工業学校に転換、工業学校を第二工業学校に改称となる。
そして、敗戦後の１９４６年に元に戻っている。
１９４８年の学制改革で、中学校と商業学校は攻玉社高等学校に、工業学校は攻玉社工業高等学校（定時制）に改組されている。
そして、１９５４年に商業高等学校が独立している。
つまり、１９５４年段階で、普通高校、商業高校、工業高校（定時制）の三校があったことになる。
その後、１９６２年に工業高校が募集停止し、１９６５年に休校。
１９７１年に商業高校が募集停止し、１９７４年に休校となる。
つまり、事実上、攻玉社は１９７０年代半ばには、商業・工業教育を中止し、普通科一本になったようだ。
そして、工業は１９７９年、商業は１９９５年に正式に廃止となっている。
戦前から続く名門私立高校の中に戦後で来た職業教育系の学校は、１９７０年頃までには、廃止されたようである。
この学校で学んだ生徒たちが、その後、優秀な人材として社会に貢献し続けていると確信するのである。
【蛇足】
妻のおじさんがこの高校出身だと聞いた。
世間とは狭いものである。
都区内の私立高等学校の続き。
機械的に区の順番で進めていく。
次は品川区の消えた高校である。
この区は一校だけである。
攻玉社商業学校・攻玉社工業高等学校である。
統合された定時制高校の場合、統合された新しい学校のある区のところに書いていく。
【学校名】
攻玉社商業学校・攻玉社工業高等学校。
【廃校時の所在地】
品川区西五反田五丁目14番2号。
【消滅年】
商業高等学校：１９９５年。
工業高等学校：１９７７年。
【消滅事由】
私立高等学校での商業・工業教育の位置付けが変化したため。
【統合後の後継校】
攻玉社中学校・高等学校。
【前身学校等】
以下の歴史をたどっている（ｗｉｋｉ等より）。
1880年 陸地測量習練所を設置。
1884年 陸地測量習練所を量地黌に改称。
1888年 量地黌を土木科に改める。
1901年 土木科を工学校に改組。
1931年 商業学校を設置。後に商業科へ再編。
1939年 工学校を工業学校に改編。
1944年 商業学校を第一工業学校に転換、工業学校を第二工業学校に改称。
1946年 第一工業学校を商業学校、第二工業学校を工業学校と改称。
1947年 学制改革により新制攻玉社中学校を設置。
1948年 学制改革により、旧制の中学校と商業学校は新制攻玉社高等学校に、工業学校は攻玉社工業高等学校（定時制）に改組。
1954年 商業科を独立して、攻玉社商業高等学校として設置。
1962年 工業高等学校の募集停止。3年後休校に。
1971年 商業高等学校の募集停止。3年後休校に。
1979年 工業高等学校を正式に廃止。
1995年 商業高等学校を正式に廃止。
【跡地利用】
攻玉社中学校・高等学校。。
【コメント】
東京回想・消えた学校。
私立高等学校の続きである。
品川区である。
この区には消えた学校は一校だけ（正確には二校か）。
攻玉社商業学校・攻玉社工業高等学校である。
Ｗｉｋｉにあった「東京都高等学校の廃校一覧」を参照して進める。
さて、このリストに学校名はあった。
Ｗｉｋｉにも記述があり、沿革もあった。
学校の公式サイトの沿革も充実している。
攻玉社は、歴史の深い学校である。
幕末に作られた蘭学塾が始まりで、戦前までは海軍兵学校の予備校としても知られた学校だったようだ。
歴史の流れの中で、工業高校や商業高校も成立している。
工業高校の前身は、１８８０年に成立。
商業高校の前身は、１９３１年に成立している。
これ等の学校も、第二次大戦の影響を受ける。
条例により、１９４４年に商業学校は第一工業学校に転換、工業学校を第二工業学校に改称となる。
そして、敗戦後の１９４６年に元に戻っている。
１９４８年の学制改革で、中学校と商業学校は攻玉社高等学校に、工業学校は攻玉社工業高等学校（定時制）に改組されている。
そして、１９５４年に商業高等学校が独立している。
つまり、１９５４年段階で、普通高校、商業高校、工業高校（定時制）の三校があったことになる。
その後、１９６２年に工業高校が募集停止し、１９６５年に休校。
１９７１年に商業高校が募集停止し、１９７４年に休校となる。
つまり、事実上、攻玉社は１９７０年代半ばには、商業・工業教育を中止し、普通科一本になったようだ。
そして、工業は１９７９年、商業は１９９５年に正式に廃止となっている。
戦前から続く名門私立高校の中に戦後で来た職業教育系の学校は、１９７０年頃までには、廃止されたようである。
この学校で学んだ生徒たちが、その後、優秀な人材として社会に貢献し続けていると確信するのである。
【蛇足】
妻のおじさんがこの高校出身だと聞いた。
世間とは狭いものである。
