休日のランチ彷徨である。

14時40分に、奥戸の機械化ラーメン(仮名)に到着した。
このお店、大盛況でいつも駐車場が一杯。

時間をずらしたので、今日は運よく入れたのである。

父は、機械化ラーメン(仮名)の冷やし中華が大好きである。
昔、亡くなった母が作った味によく似ているのだそうだ。

筆者も冷やし中華にした。
餃子も二人前頼んだ。

93歳になった父の食欲は、落ちない。
まず来た餃子五つをすぐに食べ終えた。
それから、冷やし中華もアッという間に食べ終えてしまった。
そして「ああ、今日の冷やし中華は美味しいけれど、量があった。食べるのが大変だった」とのことであった。
これは、青年の言葉である。

実は、筆者は父に確認も取らずに、餃子を二人前頼んでしまった。
そのことを謝罪すると「いや、もし頼まなかったら注文しようと思っていた」とのこと。

筆者は意識しないと、世間一般の後期高齢者の生態を大きく誤解してしまうことをご理解いただけると思う。
これでいて「最近食欲が落ちた」と父は述べるのである。

さて、一通り食べ終えたので、お店を出たのである。