「大人の人形劇 人形歴史スペクタクル 平家物語」。
今回は、11話と12話。

とうとう清盛、出家してしまった。
慢心と増長、驕り高ぶりは、800年経っても「驕る平家、久しからず」という言葉で伝わっている。

吉川英治の戦後の作品ゆえ、戦いの虚しさが通低音として聴こえる作品になっている。
若い頃にも見たが、この歳になると、平清盛の心の動きも、突飛なものではないように共感できてくるのである。

ところで、熊に跨っていたのは、牛若丸だと一瞬思い違いをしていた。
熊に跨ったのは、足柄山の金太郎である。
牛若丸は、今日の御状の橋の上、である。
熊には跨っていなかった。

いかん、記憶が混乱するのである。