朝、テレビをつけていたら、日本映画専門チャンネルで映画「雲の上団五郎一座」がかかっていた。
1962年の作品である。

最後の方、「切られの与三郎」のシーンと闘牛士のシーンをちょっと見た。

三木のり平、八波むと志、由利徹の動きは、全然晩年と変わりない。
八波むと志がこの後、すぐに亡くなっていることを知らなかったら、20世紀終わりの映像と言われても驚かない。
ある意味、軽喜劇の人たちの動きは、完成されていたのである。

それから、八波むと志、由利徹が牛の前足、後足で佐山俊二が牛追いの役の動き。
全員、見事にテンポがそろっている。
これは、今の人たちにはできなそうだ。

その他、榎本健一、水谷良重、森川信、茶川一郎等、当時の喜劇人オールスター出演の映画。

出来れば、初めから見たいのである。