朝のNHKBSで「渥美清に会いたい」が再放送されていた。

前回も書いたかも知れないが、しばしば映画「男はつらいよ」を撮影していた当時の山田洋次監督の写真が映される。

写真に残る若き日の山田洋次監督の姿、どこか誰かに似ている。
そう、「男はつらいよ」やその他の山田洋次監督の映画に出てくる恋に不器用で生真面目で無様な青年たちの姿である。

痛烈に感じるのが、吉岡秀隆の姿。
「男はつらいよ」の満男君の姿に重なってくるのである。

映画撮影時の山田監督の年齢が映画「お帰り寅さん」あたりの満男君の年齢に重なるのではないか。
妙に不思議な感覚だったのである。