今、テレビニュースを見ていたら、日本での二重価格の是非を解説していた。

二重価格。
つまり、発展途上国等自国の通貨が弱い国が、外国人に対して自国民向けの価格より高く設定した価格で商品等を販売する制度。
例えば、博物館入場料が外国人向けに高く設定してあるというようなことである。

これは、「我が国は弱い国です」と言っているようなもの。

ああ、なんか、嫌だ。
アハハ、恥ずかしい。
先進国としての矜持を失いそう。

かつて、そんなことをしていた国に、不公平感を感じていたけれど、今度は相手に不公平感を感じさせるのか。

半世紀以上前のこと。
墜落した飛行機に乗って亡くなった日本人乗客の賠償金が先進諸国の乗客の賠償金より遥かに安かった時代を思い出した。

感情的には、国辱である。