「大人の人形劇 人形歴史スペクタクル 平家物語」を昨晩見た。

今回は、9回、10回。

もうぼつぼつ権力を握って、いつの間にか、増長し慢心していく清盛の姿が、人形の形で大変象徴的に描かれていく。

初めのうち、抑圧される側にいたはずの清盛である。
なのに、自分が邪を払い、正となって行く段階で、当初の志は忘れ去られ、自分が他者を抑圧する側に変わって行く。
その心の変化の流れが、大昔より、「お話」として描きやすかったのだと思う。

この人形劇でも、その悲しいまでに人間的な清盛の姿を見て、知ることができるのである。

また、来週も見るのである。