西原理恵子が毎日新聞に月曜日連載漫画を描いている。

今日も読んだ。

前回は、定年を迎えた後の男性が小説を書いたので新潮社に紹介して欲しいという話。
西原理恵子は、そう言ったところではなくAサヒ芸能やT京スポーツなどの「バッチィ」ところからまずは始めなよとすすめる。
そんなところだった。

今回は、その定年を迎えた男性、何と新潮社の担当とウマが合い、新刊本を出したという展開になっていた。
念のため書かれていた本の題名で検索すると、実在の本。
ということは、この漫画の登場人物は、実在の人をモデルにしていることとなる。

うーん。

たぶん、小説家、出版社、全部了解の上だと思う。
けれど、もし了解を取っていなくて、このように個人や作品が特定される形で「マンガ」にしちゃったらどうなるか。

「名誉棄損だ」と言って息巻く人も出てくるのである。
今の社会は、昔ほどおおらかではなくなってしまった。

法令順守、政治的中立性等々、表現者には嫌な時代になってしまった。

まあでも、そんな時期に傑作とか出てくるのだから、ちょっと気にしつつ、見てみるのである。