月曜22時50分から「大人の時代劇」と銘打って、30年前の「人形歴史スペクタクル 平家物語」が流されている。

今日は3話と4話。
若き日の平清盛のルサンチマンがたっぷり感じられるのである。

もう、ずいぶん昔、この作品の人形作家である川本喜八郎さんの展覧会を妻と見に行ったことがある。
その時、入口で川本喜八郎さんご本人が立って、お客さんの出迎えをしていたのである。

この人の姿を見て、誰かに似ているな、と思った。

そう、この人の作った人形たちの姿にそっくりだったのである。
それぞれの人形たちの顔かたちは違うが、静かに落ち着いた目が同じだったのである。
ああ、こんなところに芸術家の魂は宿るのだなと思ったのである。

さて、お話は青年・清盛が時代に翻弄されていく姿を映していってくれるのである。
毎週月曜日を楽しみにするのである。