今朝、朝の連続テレビ小説「ブギウギ」を見ていた。

画面の中では、喜劇映画の中でアチャラカ時代劇で奮闘する演技をしているタナケン師匠と試写室でダブルのスーツを着て悠然と泰然自若としているタナケン師匠が映っていた。

このアチャラカ時代劇を全編見てみたい気持ちもしてきた。
そして、それよりも、俳優・生瀬勝久がタナケンの二つの姿を適切に演じてくれていたことに驚いた。

翻って、自分のことも考えてみた。
自身としては、ドタバタとそれこそオッチョコチョイな日常を送っているのである。
しかしながら、実際に端から見たら64歳の初老の男性がそこに入るばかり。
生瀬勝久演ずるダブルのスーツが似合う紳士、とまではいかないが、それなりには見えているのであろう。
(妻は「生瀬のような演技力はない」と言っている。)

でもまあ、端から見る客観的な自分自身の姿が、自分の思う主観的な姿とは実際はギャップがありそうだということをも生瀬勝久師匠の演技からは考えさせていただいたのである。

心が弱っている時には、ちょっと有難かったのである。